皆さん元気にしていたかな、僕の名前はキュゥべえだよ。本当はインキュベーターって名前なんだけど、誰かが僕の事キュゥべえって呼ぶものだから定着しちゃんだよね。本当にわけがわからないよ。まあそんなことはどうでもいいし、インキュベーターよりもキュゥべえの方が都合がいいんだよ。僕の目的は、第二次成長期の女性、日本では少女っていうらしいけど、その女性の感情エネルギーを得る事なんだ。でも、これが簡単に手に入らないんだよ。希望が絶望に変わる瞬間に発せられるエネルギーを取り込まないといけないんだ。



 だから、少女達とある契約を結ぶ事が必要なんだ。それは願いと引き換えに魔法少女になってもらう事。魔法少女達は、魂を差し出してもらって傷つかない身体になってもらう。そして魂ここではソウルジェムと呼ぶけど、それが魔女の卵グリーフシードに変化するんだ。だから魔法少女には、過去魔法少女だった魔女を始末してもらう。廃棄物は捨てないといけないからね。しかし、いつもは2つ返事かお願いされる事が多かったけど、今回はとんでもなく魔法少女の契約を取り付けるのが大変だった。



 僕にも分らない謎の魔法少女がいたからさ。彼女は僕が見つけた2人の少女との契約を阻止しようと、僕に攻撃を仕掛けて来たんだ。一度は殺されたけど、代わりはいくらでもいるから問題はないけど、魔法少女に一番なってほしい鹿目まどかに接触を図るべく、助けてなんて芝居を打ってみたんだ。するとまどかは、僕の事が気になってやって来てくれた。しかももう1人契約したい美樹さやかも一緒に。邪魔をした魔法少女の名前は、暁美ほむらって言っていたかな。まあ彼女は、魔法少女として魔女狩りをやってくれるマミがいるから対抗出来るだろうね。




 マミは僕の事を友達だとか言うもんだから、友達ってどういう存在か分からないけど、話を合わせて友達っていう存在を演じているんだ。マミは一心不乱に魔女を滅ぼしてくれるから、本当に都合のいい存在だからね。しかもまどかとさやかにとっては、マミの存在を特別だと思っているみたいで、契約に結び付けるには本当に都合がいいね。そして2人は僕の事を何の疑いもなく受け入れて、暁美ほむらの事を目の敵だとみなしているみたいだね。



 まどかは願いは決まっていないみたいだけど、さやかは自分の願いをポツリと洩らした。マミは釘を刺したけど、マークしていれば契約は可能だろうね。それに病院にグリーフシードがあって魔女がふ化しそうになった時も、自分から結界に飛び込もうとした。魔法少女になって魔女と戦う決意はあるみたいだ。さやかを契約までこぎつければ、まどかも今までの動きを見ると契約に近づくはずだろうね。



 しかし問題はマミが油断して、魔女に殺されてしまった事だね。ちょっと僕も誤算だったけど、まどかの存在がマミを浮き足立たせてしまったみたいだね。でも魔女になってエネルギーを提供してくれるはずだったのに、本当にバカな死に方だよ。まどかも魔法少女の戦いを怖がるようになったしね。暁美ほむらの動きが読めない中で、マミには魔女になるまで働いて欲しかったなあ。それにしてもまどかとさやかは、たかがマミが死んだだけなのにどうしてあんなに真剣に悲しむんだろう。別に新しい個体はまた生まれているのだから、こだわる必要は無いのにね。本当に人間の感情ってわけがわからないよ。




あとがき

 QBの立場で振り返るまどマギの備忘録ですが、かなり自分なりにQBの行動や言動を踏まえて書いたつもりです。今回は第1話~第3話の内容についてでした。前半戦はマスコットキャラとして「活躍」していたのですが、本心はどう思っていたのか?かなりらしく書けたのではないかと思っています。あいつがとんでもない存在である事が判明したのは、第6話以降ですけどまどかに出会った頃からもこんな風に見ていたのだと思いましたね。