エドとアレックスをセントラルから遠ざけ、部下の前で見せ付けるように女性と使用電話をしていたロイ。その裏で軍に掬う巨悪をいぶり出そうと作戦を計画していた。まず脱獄したマリアに対し別の焼死体を用意し、分からないように燃やした上でアメストリスから脱出させた。更に「エリザベス」という女性は休暇を取ったはずのリザであり、暴れたバリーを始末する刺客として異なる魂を入れられた人間の頃のバリーが現れた。



 人を斬りたくてうずうずしていたバリーと人間のバリーが戦いを開始した時、高い塔の上から銃で狙い援護しようとしていたリザの前に腹を空かせたホムンクルスのグラトニーが迫った。「おいエリザベスどうした?どうした?」突然の状況変化に電話をするロイの口調が変わった。そして不測の事態を予測し現場に急行した。同じ頃アルの身体の秘密を知りたいリンが、バリーからの情報でロイ達が、第五研究所に関係する軍上層部をあぶり出すつもりだと告げた。「第五研究所?行かなきゃ!ヒューズさんを殺した奴らのことが分かるかもしれない。身体の事は後で教えてあげる。ウィンリィ、僕は必ず帰って来る!」ヒューズを殺した者達がわかるかもしれない。アルは1人で敵に立ち向かう決意をした。



 一方リザはグラトニーに掴まれながらも、必死に銃を撃ち抵抗した。しかし撃たれても平然とするグラトニー。舌にウロボロスの入墨を見せ獲物を食べようと口を大きく広げた。絶体絶命!リザは死を覚悟した瞬間、背後からブラックハヤテ号が必死に引き離そうと抵抗した。更に救援に賭け付けたフィりーと共に一斉に乱射した。「あれ弾切れ?それじゃあいただこうかな。」ホムンクルスは常人ではない。銃も通用せずグラトニーは、再び食べようと迫った。その時大きな爆発が発生した。「間に合ったか!」炎を練成したロイが救出にやって来て、グラトニーを彼方までぶっ飛ばした。「何で出て来たんですか?私達に何かあっても無視していれば、敵の追及を逃れられるのに。こんな所までのこのこと!本当にバカですか!」階級も関係ない。私情で救出に来たロイをバカ呼ばわりするリザ。「私がバカだったよ。」怒鳴られて平謝りするロイ。ただ本来マークしていたバリーの身体が移動を開始していた。そこで追跡を開始すべく、ロイとリザはフィリーとブラックハヤテ号を残し後を追った。(ヤバイと想いましたけどやっぱりリザは助かりました。ロイも意外と情に脆い。それにしてもあそこまで怒らなくてもいいのでは?意外と立場弱いんだなってちょっと驚きました。あの2人が結婚したら大佐は、尻にしかれるな。)



ロイとリザは車に乗り覆面姿のハボックと合流した。「ヒューズさんの件と関係あるんでしょ?」外に出たアルも車に追いついた。「来るか!」ロイも同行を促すとアルは2つ返事で了承して、4人で追跡を開始した。「あの太った化け物はまた追ってくるのでしょうか?急所に何発撃ち込んでも平気な顔をしていました。」「何なんだそいつは?」退けたグラトニーは、撃っても全然効かなかった。今までに見た事も無い存在に疑問を呈すリザとロイ。「そいつウロボロスの入墨を持っていなかった?そいつは多分ホムンクルスだよ。」話を聞いたアルがすかさずウロボロスの入墨について確認。それをリザが思い出し告げると、ホムンクルスであると正体を明かした。「待て待て待て!そんなのはありえん。」人が造りし存在はありえない。ロイは真っ先に否定した。「南の地方でグリードという奴が言っていた。ありえないなんてことはありえないと。ホムンクルスは凄い再生能力を持っている。グリードも頭半分飛ばされても再生した。多分あいつも生きている。」アルはグリードとの邂逅でホムンクルスの再生能力を知っていた。だから塔から落ちて丸焦げになったグラトニーも生きていると断言した。(万国ビックリショーって死亡フラグじゃあ?普通ありえない敵と戦っている。そんな驚きがとても強調されていました。ロイやリザも軍上層部つまりラースがホムンクルスであると知る事になればどうなるか?殺されちゃうかもしれないですね。何だか原作は非常に洞窟が徐々に明るくなるって感じがします。)



 時間が過ぎ夕方から夜になった。バリーが自分の身体を追って辿り着いたのは、軍の施設である第三研究所だった。そこにロイ達やアルも合流した。「上層部をゆするきっかけが出来た。十分な収穫だ!引き上げるぞ。」情報は掴んだ。これであぶり出すきっかけになる。ロイは全員に撤収を命じた。「十分じゃねえよ。」自分の身体を斬り刻む。バリーは命令を無視して第三研究所に突入した。「これは好都合だ!」ロイは侵入する口実を得た。そして堂々と研究所内に突入した。凶悪殺人犯バリー・ザ・チョッパー逮捕の名目で。「職員は速やかに退避。犯人が逃げるかもしれない出入り口を封鎖しろ。」人を近づけさせないよう告げ、4人は階段を降りバリーの後を追った。「二手に分かれるぞ!」暗闇の中バリーは見つからない。そこでロイとハボック、アルとリザに分かれて捜索を続行した。「廃棄された後だな。それにしてもまともな実験は行われていたとは言えないな。」第三研究所は廃棄された後。ただ状況から普通の実験などはなされていないとロイは直感した。「あら偶然ね!デートもすっぽかして。あたし会いたかったのよジャン。」予期したかのように現れたのは、ソラリスとして近づいて来たラストだった。(ハボックは巨乳ちゃんが大好き。ラストに入墨が無ければずっと騙されたままでした。しかし研究所とホムンクルス達のアジトは繋がっているのでしょうか?それにラストは何で侵入を直ぐに察知したのか?色々疑問はありますが、段々核心に迫ってきている気がします。)



 「貴様マース・ヒューズを知っているな?」銃を向けながら質問したロイ。「ああ頭の切れる良い男だったわね。止めをさせなくて残念だったけど。」暗に手を下した事実を認めたラスト。それを聞いたロイは、すぐさま銃を放ちラストを撃ち抜き跪くよう求めた。「無理ねあなた達じゃあ私を倒せない。」撃たれても平然とする姿にハボックは、初めてホムンクルスだと認識した。「よく勉強したわネジャン。じゃあご褒美に見せてあげるわ。これが賢者の石よ。この石を核に造られたのが、私達ホムンクルスよ。感情もあるし親への愛情もあるのよ。私達は人間なのよ。」化け物じゃない。感情を持つ人間と同じ存在がホムンクルスだと秘密を暴露したラスト。ロイ達に秘密を明かしたのは、冥土の土産に教えてたと同じ。つまりここで始末するという意味だった。命が狙われると知り早速ロイは、炎を練成しようとした。しかしラストのスピードが一枚上手で、水をかけられ封じられてしまった。打つ手を失い2人は必死に部屋の外まで逃げた。「これは返って好都合だ。水を水素と酸素に分解すればいい。」火を起こす気体を練成するチャンス。ロイはピンチをチャンスにしようと水を酸素と水素に分解した。そしてハボックがライターを投げ火を浴びせた。