3月もいよいよ最後です。WBCやワールドカップ最終予選などスポーツイベントが目白押しでした。アニメも最終回を迎えた今日は、4月スタート作品が始まる前に「ゲームとアニメについてぼそぼそと語る人」の管理人ピッコロさんが、1クールごとに行っている終了アニメの評価企画に参加したいと思います。今回は3月終了アニメの中でこのブログで記事を書いた「とらドラ!」と「CLANNAD~AFTER STORY~」の評価をしたいと思います。


とらドラ!(合計得点26点)

ストーリー・・・・・5点

 最初は互いの恋を実らせようとした大河と竜児が、徐々に惹かれ合い結ばれていく結末。どうなるのか分からないサプライズや葛藤と乱闘が場面場面に散りばめられ、見どころ満載でした。そして細かい小ネタもストーリーにより面白さを加えていました。



キャラクタ性ー・・・・5点 

 主人公の大河と竜児だけではなく、色々なバイトをしながら喜怒哀楽が面白い実乃梨。本心と嘘の顔を気にしながら、徐々にらしさを見せた亜美。真面目キャラだけど壊れた時の印象が強い祐作。メインキャラにそれぞれ特徴がありました。しかし私はサブキャラの魅力が、非常に引き出され物語にエッセンスを加えていたと思います。特に教師のゆりは、自分の三十路ネタを自虐的に表現したのには笑いました。



画・・・・・・・・・・・3点

 作画崩壊は特にありませんでした。ただごくごく当たり前のレベルだなって感じで印象は特に残りません。それでも女性キャラクターの可愛さと大人キャラのよさが目立ちってました。



演出・・・・・・・・・4点

 女性声優陣の迫真の演技が、キャラクターを引き出していました。特に喜怒哀楽が強調されているアニメなので、演技の上手い下手が影響しますからね。特に目新しい演出はありませんでしたけど、運動会のシーンは良く動いていた印象があります。



音楽・・・・・・・・・4点

 大河・実乃梨・亜美が歌う主題歌は、スピード感あってマッチしていました。BGMに関しては特に印象が残らず凡庸だったと言わざるおえません。



総合評価・・・・・5点

 萌えだけじゃないキャラクター1人1人の個性が際立ち、物語に素晴らしいハーモニーをかもし出していたと思います。最近の萌えアニメの中でも物語に引き込まれるという点では、突出しており十分一般の方で楽しめると思います。観て欲しいぜ!超観て欲しいぜ!


CLANNAD~AFTER STORY~(合計得点30点)

ストーリー・・・・・5点

 計算された展開と笑いと涙のバランスは最高でした。特に何度も涙腺崩壊させた汐との絆を取り戻したシーンは、個人的にアニメ史に残ると思います。ただ幻想世界との繋がりが最後までわからず、ごちゃごちゃになって渚が生き返ったのは、賛否両論あるのでは?



キャラクター性・・5点

 主人公朋也とメインヒロイン渚は勿論、他のヒロインや男性キャラも見事に特徴が際立ち作品に面白さを与えています。男性では渚の父秋生がよかったです。シリアスのシーンと、野球をやっている時の少年のような表情のギャップが印象に残っています。女性キャラでは、やっぱり渚です。大人しいけど芯がしっかりしている強い女性だと



画・・・・・・・・・・・5点

 流石は日本一のアニメスタジオ京都アニメーション。美しい自然と見事なカメラアングル。作品にもの凄くいい効果をもたらしています。あの幻想世界の表現はただただ驚くばかりで、ひまわりが一面に広がった風景は感動の一言です。



演出・・・・・・・・・5点

 BGMは感動と悲しみを表現するのにピッタリ。挿入歌のタイミングも感動や喜びのシーンを上手く引き出していました。声優さんの演技に関してもこの作品が出世作となった中村悠一さんが朋也の少年と青年2つの違いを上手く演じ分けていました。



音楽・・・・・・・・・5点

 コミカル・シリアス・感動。レベルの高く何度も聞いても感動が蘇って来ます。要所要所に使われた挿入歌も、世界観を崩さず非常にいい曲ばかりです。サントラはゲーム版ですが、これは是非買った方がいいですね。



総合評価・・・・・・5点

 2000年代を代表する感動作。深夜アニメだから日は当らないが、是非一般人の方にも観て欲しいと思いました。家族・友人・恋人それぞれの絆が、きちんと丁寧に表現してました。私はこの作品に出会えて本当に嬉しかったです。