英明が拉致した絵美を取り戻した浩一。手を出さず見守る久嵩は、絵美を妹と呼び浩一に身を委ねた。ラインバレルに乗り込みJUDAに引き返そうとした時、アパレシオンが立ちはだかった。「今すぐラインバレルを降りるんだ浩一!」ラインバレルを降りるよう求めた英明。それを受け入れるはずもない浩一。親友同士がそれぞれの想いをぶつけ合おうとしていた。一方宇宙で玲二がスフィアの設置状況を確認する中、マサキと沢渡を中心とする加藤機関が御崎町に出現した。石神が用意したバリアーが破壊される中、美海とサトルが必死の抵抗を試みた。「無駄だぜ、お嬢ちゃん!」ペインキラーの攻撃が沢渡のイダテンには通じず、バリアーは破られようとしていた。「エネルギーを御崎本町に回して。絶対に死守しなきゃ。」最後の砦御崎本町のバリアーだけは破らせないと指示を出す結衣。特自の迅雷部隊も歯が立たず、手も足も出なかった。
「浩一戦いを止めて、あいつ理沙子を幸せにしてやってくれ。」ラインバレルでの戦いを止めて、普通の生活に戻り理沙子を幸せにしろと説得した英明。自分は理沙子の目の前で、絵美を拉致し勉に怪我をさせた事実を重く受け止め、浩一に理沙子を託した。「それでお前はどうするんだ?加藤機関に入るつもりなのか?あいつらは俺達を皆殺しにするつもりだぞ。」今後人類を滅ぼそそうとする加藤機関と行動する道を選ぶかどうか尋ねた浩一。「戦うの俺だけでいい!気にするな、昔からそうだっただろ。」自分が浩一と理沙子を守る為に戦うと名乗り出た英明。それは子供の頃と同じ状況だった。「後悔はしない!俺はお前に何と言われようとも、城崎に貰ったこの力をな。今度こそ蹴りをつけようぜ、矢島!」あくまでも絵美がくれた力で戦うと告げた浩一。2人の思いがぶつかり、マキナ同士の戦いが始まった。(英明は自分が守る事は、当たり前の様に想っているけど、浩一は自分の力で戦って来た自負があります。それが互いの思いとしてぶつかり合い戦いが始まるのです。男と男の戦い、そこには理沙子の影がある。英明が絵美を排除しようとしたのは、浩一のためでしたしね。)
加藤機関に押され特自部隊も後退を余儀なくされた。バリアーもついにJUDA周辺を残すのみとなった。「グラン・ネイドル停止?あそこは・・・・」美海とサトルを応戦に向かわせようとしたマサキのグラン・ネイドル。突然浩一達の学校上空で停止した。「最後のスフィアハブ・ファウンテン。ポイント・ゼロに設置開始。」ついに今まで用途が分からなかったスフィアの最後が、設置を開始した。「させるかよ!」「バレット・アーム、お前らの好きにはさせない。」誠とサトルが必死に設置を阻止しようとしたが、全く通用しなかった。更に美海の渾身の攻撃も弾き返したグラン・ネイドル。逆に決定的なダメージを与えた。「そのマキナは泣いているぞ。脆弱なファクターに使われていない!本来の力を出せていない哀れだな。」美海の全てを否定するマサキ。ラインバレル無しでは、加藤機関の作戦阻止を成し遂げるのは不可能だった。「ハブ・ファウンテンからのエネルギーを確認。ハブ・ダイナモ起動する。」世界中のスフィアのエネルギーが、ハブ・ファウンテンに集まり、宇宙空間に存在するハブ・ダイナモを起動させた玲二。JUDAの面々がその目的を理解していないスフィア設置の真の意味が、明らかになろうとしていた。
一方浩一と英明の意地と意地を掛けた戦いは、互いの思いを譲らず激しさを増していた。「俺は戦いを止めない。正義の味方になってやる。」ラインバレルと共に、加藤機関と戦い正義を守ると主張した浩一。「お前はただ手に入れた力に踊らされているだけだ。」力を手に入れただ喜んでいるだけだと反論した英明。ただ自分が居ない間浩一は、大きく精神的に成長しバカと自負する自分が、どうするべきがきちんと考えていた。「考えたんだ!俺は何がしたいのか。」力を使って何がしたいのか。それがはっきりしていた。「お前はその力を使いこなせていない。」浩一の行動とラインバレルの力が制御出来ないと否定した英明。「俺は力をこなせず、多くの人を死なせてしまった。だけど俺はその力で、人々を助けたい。力のない人を守りたい。それが俺の正義なんだ!」戦いの中で得た自分の思いを伝えた浩一。いまだ英明に自分の気持ちが伝わらず、ついに2人は、マキナから出て殴り合いを始めた。(浩一は、いろいろな経験をして得た答えが、人々を守り助ける正義の味方になる事でした。しかし英明にはそれが、力を過信しているだけでただ踊らされているだけ。俺が守ってやらないとと自意識過剰になってます。そのギャップが埋まらないから、こうやって戦いになっていると感じました。)
「浩一もう止めるんだ。」子供の頃からずっと浩一を助けて来た英明。ここでも浩一を戦いから引き離そうと強烈なパンチを見舞い、力を見せ付けた。「違うだろう!何で本当の事言わないんだ?俺の為?理沙子の為?そんな事はどうでもいい、お前自身はどうしたいんだ。俺の為なんかじゃないだろう。お前が本当に守りたかったのは、俺をずっと守ってくれたのも全部理沙子の為だろう!お前俺に言ったよな?大事なのはどうすればいいかじゃない。どうしたいかだってな。だったら言えばいいだろう、あいつに好きなら言えよ。俺の事なんて言い訳にするな!」殴り続ける中、浩一は自分を理由にして本心を語らない英明を非難した。それは理沙子の想いを知っているから、叶わない恋だと知っているから。浩一を利用して、理沙子に本心を伝えない卑怯なやり方に過ぎなかった。「そうだ俺は怖かったんだ。理沙子の口からはっきり拒絶されるのが。正義の味方にのぼせ上がったのは俺の方だ。」自分が正義の味方を気取り、弱い浩一と女の子の理沙子を守る。それは拒絶される事を避ける為だったと気付いた。(気持ちを知られたくない。強いから弱い浩一をずっと守り、理沙子に悟らせないようにしたのは分かります。でもそれは浩一にとっては、利用されているに過ぎず。正面からぶつかっていないと思った。だから殴り続けられても英明は受け入れた。2人の間のわだかまりが無くなればいいのですけど。)
「早瀬君JUDAが!」JUDAに危機が迫っている事を伝えた絵美。急いでJUDAに向かうラインバレルと浩一。しかし五十嵐達迅雷部隊は、沢渡達に追い込まれ危機に瀕していた。ついにメインシールドも破られ、裸同然のJUDA。「これで終わりだJUDA!」マサキが最後の攻撃を
仕掛けようとしたその時「今度は俺が相手だ、デカ物野郎!」ラインバレルがぎりぎりで戻って来た。絶望的な表情だった美海達が、正義の味方の登場に安堵の表情を見せた。「ナイスな展開だよ!それだけあれば十分だ。」エグゼキューターが後5発しか撃てない状況を絵美から聞かされても、好都合で勝てると自信満々の浩一。ただグラン・ネイドルにビーム攻撃は通用せず、追い詰められたラインバレル。沢渡達も勢いに乗り五十嵐達に迫った。「ビームが駄目でも、実弾なら効くだろう!浩一俺も戦わせてくれ。お前と一緒に戦いたいんだ!」ピンチに駆け付けたのは、アパレシオンの英明。浩一を行動を認め、一緒に戦いたいと申し出た。(ここは英明が浩一を対等に見ている証拠だと思います。本当に強くていい奴になりそうな感じがします。自分の気持ちに正直になると、それがそのまま自分のやりたい行動に繋がりますから、今のやりたい事は浩一と一緒に戦う事なんです。)
ビームは弾き返しても、実弾なら効果がある。その読みは当たり、グラン・ネイドルにダメージを与え、ラインバレルの攻撃が炸裂した。「沢渡撤退しろ。俺はJUDAを攻撃しろなどと命じていない。」久嵩が沢渡とマサキに撤退を命じた。JUDAへの攻撃は、マサキの独断だったのだ。「撤退する。」命令を受け、素直に撤退を開始したマサキ。独断の判断に沢渡は、理解に苦しむ中撤退を開始。何とかJUDAは危機を脱した。その後英明は、自分の内に秘めた想いを理沙子に伝えようと正面から告白した。「ずっと好きだった。俺は理沙子の事がずっと。浩一が好きなんだろけどちゃんと言いたかった、お前が好きな奴が居るって事を。覚えていてくれたら嬉しい。」叶わないと分かっている。それでも自分の気持ちにけじめをつけ正直に理沙子に伝えた。(浩一に言われた事をちゃんと実行した。それは自分に正直に生きる上では必要だったと思います。理沙子に少しでも覚えてもらえたらいいですね。一途な君ならきっと大丈夫でしょう。そして加藤機関でも不穏な動きがありました。マサキが勝手に命令を変えてJUDAを攻撃した事です。その意図は何か気になります。)
「早瀬君、ごめんなさい。あなたの運命を変えて、しかもラインバレルのファクターに値しないと思い酷い事をしてしまって、本当にごめんなさい。」自分の正直な気持ちを伝えた絵美。「俺は城崎に会えたんだ。だから気にしてないぜ。」どんな事思われてもいい、絵美に会えた運命。それは浩一にとっては嬉しかった。その光景を影で見ていた美海は、静かに立ち去った。「早瀬君私・・・・・」自分を受け入れてくれた浩一の言葉に赤面し、恋する自分の気持ちを表現しようとキスを迫る絵美。浩一も赤面するが、寸前の所でレイチェルからスフィアの謎が解明された電話が入り、お楽しみはお預けとなった。「スフィアは、地球の重力場に干渉して空間に歪みを作り出す為のシステムだったの。ラインバレルが来た時に出来た、空間の穴みたいな物よ。発生予測地点は、御崎町上空350km。衛星兵器ヘリオスを破壊した地点よ。」スフィアは、もう1つの世界と浩一達の世界を結ぶ歪みを作り出す事。ヘリオスを奪取した真の狙いは、ラインバレルの攻撃によって、歪みのポイントを作り出す為だった。「加藤機関で聞いたんだ。加藤機関は尖兵に過ぎず、向こう側から主力部隊がやって来る。」歪みの穴から、侵略部隊が攻めて来る事実を報告した英明。いよいよ総攻撃が始まろうとしていた。(加藤機関の真の狙いが分かりました。久嵩と玲二も石神社長が盗んだフラッグというシステムをクリアーして、ラストステージに向かいました。ディメンション・ヒーラーを起動したら、大群が押し寄せてくる。いよいよラストに向かって物語が向かい始めました。)