純血種閑殺しの犯人として、元老院から一方的に刺客を送られ、処刑を宣告された零。それを

救ったのは、刺客達を黒主学園の平和を乱す者達と、断定した純血種である枢だった。この行為は元老院を裏切る行為であるので、枢の行動を裏切りと断定し報告すると告げ退却した。事件を知り零が犯人で無いと思う優姫は、枢に犯人ではないと認めるように迫った。しかし優姫が

そう言うなら認めるという、後向きの発言しかしなかった枢。



 その発言に優姫は怒り慕っていた枢と、零が犯人でないと認めるまで口を聞かないと言い切った。夜自分の為に血を差し出す優姫の行為に対し、それを受け入れ血を求めようとする自分に、ヴァンパイアの本能が目覚め始めたと感じた零。その場に居合わせた優姫にキスを迫った。キスはされなかったが、思わぬ行動に驚き戸惑う優姫。「零いろんな事あったからきっと混乱して!」突然様々な事が、降りかかったからだと思いながら、枢と喧嘩した事を後悔していた。



 その帰り道泣きながら母親を探す少年に出合った優姫。「沙頼ちゃん私この子連れて行くから先に帰ってて。じゃあ行こうか。」泣いている少年を放っておけないと思い、沙頼を残し1人で母親探しを引き受けた。「これ協会からの指令書。今日開かれるヴァンパイアの夜会を監視しろってさ。穏健派の集まりだっていうから、手を焼く事は無いと思うけど。」ハンター協会からの指令書の内容を説明し、手渡した理事長。「分かりました!」2つ返事で引き受けた零。夜会は藍堂家で行われ、そこには枢を筆頭にナイトクラスの面々も参加していた。(ルルの家で夜会ですか

普通は何かトラブルがあるのがパターン。この時は優姫が、藍堂家に行く事になるとは思いませんでしたけどルルは、親父さんを嫌っているみたいでしたが、夜会ってあんまりヴァンパイアにとって楽しくない者なんでしょうか?千里も面倒くさそうに、着替えてましたし。)



 「先日の御反抗は、なかった事に致します。錐生零の処分も控えましょう。枢様が、黒主学園にある限りは。ご学友の正当性を認め庇う。まさしくそれは、今日の平和主義の礎を築いた玖蘭

家の当主に相応しい。」夜会に向かう車の中元老院の重鎮一翁は、零を庇い元老院の決定に反抗した枢の行為を不問にすると告げた。それは、平和主義を実践する玖蘭家の当主だからという寛大な処置だった。「ありがとうございます。お願いしたい事があります。これからは、黒主学園に手を出さないでもらえますか?亡き両親と同じで、僕も流血を望まないのです。」感謝の言葉と述べ、元老院に黒主学園に介入しないように頼んだ枢。平和主義を貫くには、必要だと

考えたからだ。(それは、裏があるでしょう。枢様には敵が居るのだし、元老院は邪魔な存在だから、近づけたくない。平和主義とは異なる意図があると思うのですけど。)

 


 「あっ本当にここで良いの?」少年が連れて来たのは、街から離れ誰も居ない辺鄙な廃ビル

だった。「うんありがとうお姉ちゃん。僕1人で怖かったんだ。」優姫に感謝した少年。「お母さんに会えるまで、付いていってあげるよ。」優姫は、心配して母親に会えるまで付き合うと申し出た。「優しいねお姉ちゃん。」感謝すると頬にキスをした少年。すると突然眠気に襲われた優姫。その様子を見て少年はほくそ笑んだ。「どういうわけかこんな所に黒主優姫がぶっ倒れている。」

「困った娘だ。」倒れていた廃ビルには、夜会に参加する英・暁・枢がやって来て、呆れ顔で優姫を見つめていた。実は、夜会は藍堂家の地下にある別邸で行われ、廃ビルはその出入り口に

なっていた。


 「えっ枢先輩?」目を覚ました優姫。隣には枢が座っていて慌てて立ち上がったが、またもめまいに襲われ倒れそうになった。「僕とは、口を聞きたくなかったんじゃないのかい?」意地悪そうに話しかけた優姫に答えた枢。「彼を悪者にしようという訳じゃない。真犯人が、あきらかになっていないのに確かな事は言えないから。それにあんな事を言われて、僕が腹を立てていないと

言えるの?」零を犯人じゃないと断定しないのは、真犯人が分からないからだと答えた枢。零が犯人じゃないと認めない事に怒り、口を聞かないと言われた優姫に迫った。(優姫に言いたい放題言われて流石の枢様もキレてましたからね。ただやる事がエロいって思っちゃいました。)



 その時ドアをノックする音がした。「いいよ入って。」入出を許可した枢。「あんな所に倒れていたからびっくりしたよ。」入って来たのは、情報を聞いて駆け付けた拓麻。「今夜のお客の子供だねきっと。ヴァンパイアの子供は、人間の生気を吸うんだよ。」優姫から倒れた状況を聞いて、少年が夜会に参加したヴァンパイアの子供であり、人間の生気を吸われた事実を告げた。そして

藍堂家の別宅では、既に夜会が開始されていた。「大きな夜会には、ハンターの監視を付ける。お互い上手くやって行く協定でしょ。」ハンター零の監視が面白くない英を諭す瑠佳。ハンターと

ヴァンパイアは、互いに共存する為に協定を結んでいた。(穏健派の集まりだからまあ大丈夫だろうと思っても、やっぱり人間を嫌うヴァンパイアはいるのですね。ルルの場合は、刹那を嫌っているだけだと思いますけど逆に指令が無いのに夜会に来ていた夜刈には、ヴァンパイアには

穏健派も過激派もないと思える存在。だから高みの見物で、いつも何もしない理事長には腹を田立てているのでしょう。)



 「窓の無い部屋、私こういう部屋を知っている気がする。」枢から出るなと言われ、1人つれてこられた部屋に残った優姫。窓の無い部屋を思い出しそうになると、少年が謝りに顔を出した。「僕ママに会えたの?」何も言わずに去った少年を追い掛け、部屋から出てしまった。その頃会場では、見回り中の零が閑の気配を察知した。その視線の先には双子の弟壱縷の姿が!一方部屋から出て光の差した方向に向かった優姫。そこで見たのは、有名人だらけの参加者と何故か見回りをしていた零だった。「どうして零がここに?招待されてじゃないよね。そうか見回りか。零はいつも通りか。」思わず隠れてしまったが、零がヴァンパイアの夜会に参加している理由が見回りであるとを理解した。(千里は、あまり他人とは会いたくないみたいです。だから避けていたのですね。優姫はついついキスの事を思い出して可愛いし純情だなって思います。)



 「すみません邪魔するつもりは無かったのですが。皆さん楽しくやって下さい。」夜会の最中

枢に対し、膝を付き礼をするヴァンパイア達。零を庇った真意を確かめられる中、主催した藍堂家の当主つまり英の父親が挨拶に来た。「本日は、特別にお願いがございます。娘の月子です。

いずれは枢様のお気に召されるようになるのが一族の願いです。」英の制止を聞かずに、娘の

月子を枢の相手として紹介した父親。すると堰を切ったように、次々とヴァンパイアの貴族達が

娘を枢に紹介し始めた。純血種である枢と関係を持つ事は、ヴァンパイアの一族にとって必要な

事なのだ。(人間である夜刈とレベルEじゃない零以外が、皆膝を付いて枢様に礼をするのは、ヴァンパイアの身分制度的なものを感じました。人間社会じゃありえないですけど、未だにヴァンパイアの世界は、封建的な慣わしが残っている。枢様に娘を紹介するのが、いい証拠です。)



 「やあ零、元気そうだな。もうレベルEに堕ちたかと思っていたけど。」自分を見付けた零に挨拶した壱縷。現在元老院で働いていて、帰宅する一翁を送るように命じられた。「呪われた双子」と

いう意味深な言葉を残して。一方枢が、貴族達から娘を紹介されている光景を目の当たりにした

優姫。ショックを受けて、元の部屋に戻っていた。「分かっていたけど見なきゃ良かった。」やっぱり枢は遠い存在だと再認識しただけだった。「どうして外に出たりした?」部屋に戻って来た枢。

優姫を問い詰め、疲れた様子で優姫の上に横たわった。「良いですよ何でもします。枢様の為なら。枢様大好きです。あなたが世界の始まり。過去が空でも怖くなかった。」助けてくれた恩人であり、不安を埋めてくれた存在。その人が、自分を頼っている。もう「枢様」と呼ぶまいと決めて

いた優姫だったが、つい言ってしまい涙を流した。(枢様は特別な存在だけど、遠い人だって理解したから、線を引いてけじめをつけていた優姫。しかし枢様に求められたら、その時はついつい本音が出てしまうのはしょうがないただ零にとっての優姫の存在が大きくなっているのは、あのキスを迫った事からわかります。)



 「君達は、僕達にとってほんの一瞬を駆け抜ける儚い生き物だ。ヴァンパイアになる?僕と同じ

血を食らう化け物になって、長い長い時を僕と共に生きる?」優姫の首筋に牙を向けた枢。しかしそれは、言う事を守らなかった罰だった。理事長と沙頼が出迎える中、雪が降り始め10年前の事を思い出した優姫。「枢様の為なら何でも出来る。枢先輩は、本気じゃなかったかもしれないけど。口ばかりで何も出来なかった私を見て失望しましたか?」血だらけになって自分を助けてくれた少年。その人の為なら何だって出来る。自分を求める言葉を待っていたけど、それが現実にかつての少年枢の口から出た。「はい!」と答えた自分の態度が、失望させたかどうか考えていた。(心情が難しく表現されてますね。もっと優姫の枢様に対する想いが、ストレートに表現

した方が分かりやすいです。そんなに考えられる娘じゃないし。枢様の為なら、何だって出来る

けど、それが伝わったかどうか不安だぐらいで良いと思います。)



 翌日長期休暇に入る直前デイクラスの生徒達が、ナイトクラスの寮前で多数待ち構えていた。

零も風紀委員のこなし、優姫にはっぱを掛けた。「優姫の言葉は、嘘じゃないって分かっているから。だから気にしないで!」寮から出て来た時「何でもします。」という言葉に対して、嘘じゃない理解していると答えた枢。優姫を安心させて、授業に向かった。三角関係的な状況になりつつありますけど、ちょっと枢様がくどいですね。まだ本題に入ってないという気がしますけど、優姫の過去が、関わっているのは間違いないと思います。何故襲われたのかという理由と、枢様が

倒すべき敵の存在が関係しているかも。


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