秋葉原でのデートで、お互いの関係が縮まった裕人と春香。季節は徐々に暑くなり、期末試験の時期が近づいて来た。「裕人さん期末試験のお勉強一緒にしませんか?1人でやるより、誰かと一緒にやった方が楽しいです。」一緒に勉強しようと誘う春香。了承した裕人は、また下手糞な絵が描いてある地図を参考に、高級住宅街を1人歩いた。「字は奇麗なんだけどなあ・・・春香。」乃木坂家が見つからず、思わず溜め息を洩らした。
「どうしたんですかお兄さん?」女の子が声を掛けて来た。「いやちょっと道に迷って。」恥かしそうに地図を見せる裕人。「何これ妖怪図鑑?よくここまで。」地図を見てびっくりする女の子。いきなり破り捨てて、年齢に似合わず正確な地図を書いて手渡した。「助かったよありがとう。」感謝した裕人。「いいよ別に。それじゃあお兄さんまたね。」意味深な言葉を残し去る女の子。まるで裕人が、何者か知っているかのようだった。(乃木坂家はどこにあるのか?もしかしてもの凄く
大き過ぎて、分からないって事ないですか?おぼっちゃまくんみたいに。)
「何だこりゃあ・・・・・・」ようやく辿り着いた裕人。門の前に立つと、自宅まで森や滝などの自然が存在する大豪邸に驚くばかり。「綾瀬裕人様ですね。春香お嬢様からお話は、覗っております。どうぞこちらへ。」現れたのは、乃木坂家メイド隊の第1位桜坂葉月。葉月の後を離れると完全に迷ってしまうので、驚きながら付いて行く裕人。息を切らしてヘトヘトになりながら、30分後ようやく大豪邸の中へ!「いらっしゃい裕人さん。」出迎えた春香。葉月を紹介して、自室に案内した。(やっぱりおぼっちゃまくんと一緒だった。流石に亀は出てこないし、びんぼっちゃまもいないけど、大豪邸というのはお約束ですね。)
「アニメのポスターとかは無いんだな。」春香の部屋は階段があり、もの凄い広さだが、アニメのポスターとかは無かった。「私に趣味は、家族にも秘密なんです。特にお父様が厳しくて、アニメやマンガは、教育上よくないと言って、即座に捨てられてしまいます。」学校のクラスメイト達だけではなく、家族にも秘密にしている事を教えた春香。早速一緒に勉強する準備を始めた。しかし両親が居ない事を告げられ、裕人の心臓の鼓動が高まり、ついつい胸を見てしまった。(私の部屋も何も無いですよ。勿論両親にもこのブログの存在は秘密です。本当はDVDは買いたいと思うのですけどね。あっ裕人君君が、間違いを犯しそうになっても、葉月が居るからそうならないと思うよ。)
そして落とした消しゴムをお互いに拾おうとして、手が触れた時には、顔を赤くして互いに意識する姿を見せた。その時ドアが開き、裕人に道を教えてくれた女の子とサングラスをかけたメイドが倒れこんだ。「お兄さんまた会ったね!」Vサインして挨拶するのは、春香の妹の美夏。そして
メイドは、美夏の世話をする序列第3位の七城那波だ。「裕人さん?春香?」互いに存在を確認しようと、名前を呼び合うと、その親密な様子を茶化す美夏。初めて自宅に男の子を連れて来たので、那波と共に興味津々。「ラブラブでしたね!」勉強している様子が、全て筒抜けになっていて、恥かしがる裕人と春香。(いやこの妹中々の曲者。本当はとってもいい娘だと思うのですが
無駄にパンツを見せる必要は無い。趣味が猪の餌付けとは、これまた乃木坂家らしい。)
「お兄さんアキバデート楽しかった?」手招きして裕人を部屋の外に連れ出した美夏。秋葉原でのデートの感想を尋ねた。「えっ何を言って・・・・」誤魔化す裕人。「ふふふネタは上がってるんだよ。しおりを作っていたし、新しい服来て超ウキウキしてたし。それでお兄さんおねえちゃんの秘密知ってるの?」美夏は一枚上手だった。デート前の様子を見て、デートについて全てを把握しており、改めて秘密を知っているのか問い詰めた。秘密を守ろうとして、口を割らない裕人。
「白状しなさい!」身体をくすぐり始める美夏。どうにかくすぐり攻撃に耐える裕人。しかし突然くすぐるのを止めて「お願い真剣に答えて欲しいんだ。お姉ちゃんの趣味の事知ってる?」真顔で質問する美夏。「知ってる!きっかけは、偶然だったけど。」美夏の態度に応えて、知っている事を認めた裕人。「あははやっぱりね。必死に隠そうとしているけど、もうバレバレ!本気で知らないのは、お父さんぐらいだよ。」確信犯だった美夏。既に周りの人間は、父親以外皆気が付いていた。「これは本気でお願い!お姉ちゃんを見捨てないでやって下さい。」改めて手を合わせ
見捨てないように頼む美夏。「大丈夫だ!俺は春香を見捨てるなんて、そんな事絶対にない。大事な友達だし可愛いし、ドジで抜けている事も、変わった趣味も含めて春香なんだから。」アキバ系だから見捨てる事は無く、いろいろな要素があるから春香だと答えた裕人。その言葉を聞いて
抱き付く美夏。物音を聞いて出て来た春香には、2人が何があったのか分からなかった。(春香は必死だが、結構簡単にばれちゃうのね。家族が居て隠したい人は、皆見ているから注意した方がいいですよ。この姉妹とても仲がいい。美夏は姉思いで優しい女の子だし。)
「やっと終わった!」春香と勉強した結果、何とか期末テストを乗り切った裕人。「夏休み私と
夏コミに行きませんか?前から興味があったのですが、カタログを見ていたら、どうしても行きたくなってしまって。でも1人では心細くて・・・・」夏休みにコミケに誘う春香。「別にいいよ。俺どうせ暇だから。」笑顔でOKする裕人。その時横から出て来た男子生徒が、春香とぶつかり弾き飛ばされた。更に開いていたカバンから、コミケのカタログが飛び出してしまった。「あれ乃木坂さんのカバンから出て来たよな?えっあんなオタク丸出しの本を乃木坂さんが?」集まって来た男女それぞれの生徒が、懐疑的な目でこそこそと言い始めた。「ああ俺が落として探していたカタログかあ?何だ乃木坂さんが、拾ってくれたのか!」下手な演技で、春香に降り注いだオタク疑惑を自分に向けさせた裕人。信長の友人という事で、生徒達は一応納得した。
「もうおしまいです。」涙を流しながら、帰って行く春香。その後学校に登校しなくなった。一方
裕人は、周りからオタクだと偏見の目で見られ、中傷の手紙を下駄箱に入れられ、3年の小笠原孝から「二度と春香ちゃんに近づくな。アニヲタは、ネットで愚痴ってればいいんだよ。」春香に
近づかないように釘を刺された。余りに仕打ちに「アキバ系がそんなに駄目なのか?春香は遥かだろう。」偏見を持つ生徒達に苛立ちを募らせていった。(最初からアキバ系だとばれたら、結構きついですね。自分の事を知ってもらって、アキバ系も知っているんだよ的な感じなら、受け入れてもらえるかもしれないですけど。確かに人間中身が大切です!)
「お兄さんお姉ちゃんに何したの?もう3日も何も食べずに、部屋に閉じこもりなんだよ。」春香の様子を見に来た裕人を問い詰めた美夏。葉月と那波は、春香を笑顔を奪ったのは、裕人であると思い、家の中に入れようとさせない。「俺は何もしていない!」小さな声でつぶやくのを聞き「もしかしてお姉ちゃんの秘密ばれちゃったの?」改めて確かめた美夏。「いや何とかギリギリで誤魔化したけど。でも春香は、ばれたと思っているのかも!」誤魔化したから、ばれていないと
答えた裕人。しかし春香はばれたと思って、閉じこもっているのかもしれないと想像した。実は
こういう事は、中学時代にもあった。その時と状況が似ており、美夏はアキバ系だとばれて、春香が苛められ、親友達は離れ孤独になり、転校まで追い詰められた事を話した。
そして部屋の前に移動する4人。声を掛けても中々出てこない春香。そこで「お兄さんは、私が貰うよ。私とデートしようよ。秋葉原とかなんていいんじゃないの。」出てくるように、わざと挑発する美夏。「駄目です。秋葉原には、私とだけ行くんです。」ケーキでも釣られなかった春香。思わず部屋の外に飛び出した。しかし直ぐに恥かしがって、また部屋に戻ってしまった。何も食べずに閉じこもってばかりだと、体調が悪くなってしまう。無理矢理チェーンソーで、こじ開けようとする葉月。「うあああ待ってくれ!春香カタログの事は、俺の物だって誤魔化して、皆納得したっぽいから。」春香に害が及ばないように、誤魔化した事を告げた裕人。
「それは駄目です、困ります。裕人さんが、変な目で見られてしまいます。変わった趣味を持っている事を知られるのが、どういう事なのか。」中学時代のつらい経験を裕人にもさせたくない。あっけらかんとしていた裕人に対し、涙を流しながら訴えた春香。「そんな事で離れて行く友達なんて、本当の友達じゃないさ。俺なら大丈夫だから。」アキバ系だからという理由で、簡単に離れるだけの友達だと割り切り、大丈夫だと安心させる裕人。しかし春香は、孤独に耐えられず転校する羽目になり、またばれたら折角の友達が、離れて行きまた孤独になってしまい、それには
耐えられないという本音を口にした。(確かに1人ぼっちはつらい。でも私のように隠してしまうと
どうしてもゼロのように仮面を付けなければならない。そんな思いまでして、友達なんて欲しくないです。それなら1人ぼっちの方が、本当の自分が、出せる気がします。ただ世の中そんなに
上手く行かないのですが・・・)
「春香は俺がアキバ系の趣味を持っていれば、離れて行くのか?」逆の立場ならどうするのか
確認させる裕人。「そんな事絶対に無いです。」否定する春香。「だったら同じだ。春香は春香なんだから。たとえ世界中の奴が敵になっても、俺だけは味方だよ。だから春香が1人になる事は
無い。どんな事があっても、春香から離れていかない絶対に。」アキバ系だろうがそんな事は関係ない。春香の為に味方になり続け、離れない事を誓った。「私ずっと誰かにそういってもらいたかったのだと思います。1人じゃないって!」孤独にならず、誰かに支えて欲しかった。その思い
が叶い、裕人と抱き合った。(春香はまた1人になると思い、怖くなって学校に来なくなった。しかし裕人が、支えてくれると知り、心の内を開きました。何か心情の揺れ動きが、分かりやすくて感情移入できますね。)
翌朝再び登校し始めた春香。裕人と一緒に歩いていると孝が、裕人の悪口を言い始めた。すると春香の怒りが爆発。孝を投げ飛ばし「裕人さんの悪口言わないで下さい。心の優しいとても
素敵な人です。あなたの言う変なカタログは、私が持って来た物なんです。だから言いたい事が
あるのなら、私に言って下さい。」隠していた秘密を堂々と告白。言いたい事は、自分に言うように訴えた。そして笑顔で、学校に向かう2人。今後も楽しみです。
- 乃木坂春香の秘密 1 (1) (電撃コミックス)/五十嵐 雄策
- ¥578
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密〈2〉 (電撃文庫)/五十嵐 雄策
- ¥599
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密〈3〉 (電撃文庫)/五十嵐 雄策
- ¥599
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密〈4〉 (電撃文庫)/五十嵐 雄策
- ¥641
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密〈5〉 (電撃文庫)/五十嵐 雄策
- ¥641
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密 6 (6) (電撃文庫 い 8-11)/五十嵐 雄策
- ¥599
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密 7 (7) (電撃文庫 い 8-13)/五十嵐 雄策
- ¥620
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密 8 (8) (電撃文庫 い 8-14)/五十嵐 雄策
- ¥620
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密 乃木坂春香 ピンクVer. (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
- ¥6,272
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密 こすぷれ、はじめました(初回限定版:秘密のPSPディスク&秘密のボトルキャップ同梱)
- ¥7,971
- Amazon.co.jp
- 乃木坂春香の秘密 乃木坂春香 イエローVer. (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
- ¥6,272
- Amazon.co.jp
- かのこん 第1巻【初回限定版】
- ¥5,641
- Amazon.co.jp
- かのこん 第2巻【初回限定版】
- ¥5,641
- Amazon.co.jp
- かのこん 第3巻【初回限定版】
- ¥5,498
- Amazon.co.jp
- かのこん 第4巻【初回限定版】
- ¥5,426
- Amazon.co.jp
- かのこん 第5巻【初回限定版】
- ¥5,426
- Amazon.co.jp
- かのこん 第6巻【初回限定版】
- ¥5,426
- Amazon.co.jp