憧れの王子様の正体を思わぬ形で、堂上であると知った郁。そんな時迫る昇進試験。堂上が

筆記試験が苦手な郁に、対策ノートを作成した。しかし王子様の事を意識してしまい、ぎこちない態度を取り、ついには心配した堂上を投げ飛ばしてしまった。


 

 そんな仕打ちにあっても、堂上は変装して女子寮を忍び込み、対策ノートを渡した。郁が自分を嫌っていると思っていた堂上。それは郁も同様で、互いに勘違いをしていた!まさに小牧が私的するように、2人は素直に自分を表現出来ない似た物同士なのだ。その後始まった昇進試験では、苦手な筆記試験を無事クリアー。実技試験では、子供に本を読み聞かせる内容で、子供の興味関心を引き付ける、最大級の評価が与えられトップの成績で合格!手塚も麻子のアシストで、苦手だった子供の扱いを克服し、麻子と共に合格したのだった。


 

 タスクフォースの次の任務は、茨城県で行われる県展の警備。「茨城?」説明会議で、思わず

大声を出す郁。未だタスクフォースに所属している事実を両親に伝えておらず、もし知られたら

辞めさせられる可能性が高いからだ。県展に出展される最優秀作品は、「自由」と名付けられた

良化隊の制服。早速茨城に向けて出発したものの「お願い手塚、あたしを東京に帰して。」溜め息を付きながら、バスの車中で哀願する郁であった。(手塚と麻子は、完全にフラグ立ってます。

意外と手塚は、鈍感だと初めて分かりました。ディナーを奢る事が、無事に帰って来て欲しいというメッセージだと気付かなかったからです。小牧が聞いていたら笑っていたでしょう。)



 「茨城の図書隊は、数年前から様子がおかしいみたい。」麻子情報網を駆使して、手に入れ手塚に伝えられた情報。それは県立第一図書館に隣接する、現代美術館にタスクフォースが到着した時、思い知る事になった。「直ちに武器を放棄して下さい。」隊長の竹村は、玄田に武器の放棄を要求した。周りには、武力使用に反対するプラカードを持った隊員達が、取り巻きとして固めていた。検閲に対して無抵抗を謳っていたのだ。



 「今は対話を進める事が先決です。」図書館長の須賀原が現れた。対話を重視する「無抵抗の会」の特別顧問も兼務していた。茨城では主流派は、防衛部よりも須賀原を筆頭とする業務部が、牛耳る状況なのだ。しかも武器の使用は、業務部と須賀原の許可が無ければ、認められず

玄田と緒方は、打つ手が無かった。(ムカつくおばはんだと思ったら、そういう裏があったのか

良化隊は、話し合いなどしない問答無用の集団なのに。)



 手塚は麻子から得た茨城図書隊の情報を、他の隊員達に伝えた。「宿舎に泊まる女子は、お前1人だ。空気を読んで、もめごとを起こすな。何かあったら携帯な。」熱くなりやすい郁に注意を

促す堂上。注意を聞いて早速宿舎に入り、階段を上がる郁。「笠原さんですよね?荷物お持ちします。」第一図書館の業務部員3人が、荷物を持とうとして声を掛けた。遠慮する郁だったが、意志を無視するように、無理矢理取り上げわざと階段の下に投げ飛ばした。「何この粗大ゴミ?」

下に居た業務部員が、足で荷物をゴミ扱い!


 

 「粗大ゴミだあ?」余りの仕打ちにぶちギレそうになる郁。そこに立場の低い、防衛部員2名が

やって来た。メガネを掛けた防衛部員の名前は、野々宮静香。もう1人のショートカットの防衛部員の名前が井上。「すみませんここは抑えて下さい。」郁をなだめる静香。ここから陰湿な郁に

対する嫌がらせが始まるのだ。(静香の方が、業務部に居そうな顔なんですけど。それにしても

嫌らしい連中だね、茨城の業務部員達。新しく来た人への恒例行事って、でかい顔してるよ。)



 その頃現代美術館館長渕上と面会していた玄田。県展の開催を安全に行う為、タスクフォースの応援を依頼した渕上。しかし須賀原以下、第一図書館は対話路線。「隣は県展を守る機が、あるとは思えません。」改めて強く不満をぶつけ、タスクフォースに全面協力を約束した。「この

県展必ず成功させましょう。」互いに握手し、県展成功の約束を誓った玄田。早速何年も訓練

してない、防衛部の建て直しに着手した。「ここの防衛部員を徹底的に鍛え直せ!」警備に必要な防衛部員を戦力として、使えるように指示。時間はわずか2週間だが「不可能」という意見を

全面否定!改めて隊員達に檄を飛ばした。



 夕方食堂で夕食をとろうとする郁。しかし「何様のつもり?」などという業務部員達の陰口が

飛び交った。「すいません、まだ説明していなかったので。」息を切らして静香が駆け寄り、郁を

食堂の外に連れ出した。茨城図書隊は、業務部が準指令よりも立場が上という、ローカルルールが、まかり通っていた。ただでさえ退職者が多い防衛部員達。もし下手に盾ついたら、つぶされてしまうかもしれない!(訓練では、皆必死に頑張ってましたよ。現状の郁レベルなら、何とか

使えるそうで、当然郁は怒りましたけど。しかし静香と井上に両親との関係をばらしてしまい、後でもめてしまうのです。)



 防衛部員達の訓練が続くと、比例して業務部からの嫌がらせもエスカレート。抗議しようとした

郁に対し「笠原さんが、東京に帰るまでです。あたし達の居場所を奪わないで下さい。」悔しさを

かみ殺し、我慢し続け潰されないように訴える静香。郁は、堂上から現状報告を受けても「余裕ですよ余裕。」と強がり、自分1人で乗り越える強い決意を持ち続けた。しかし今度は、郁を集中的に狙う嫌がらせが始まった。洗濯機のある部屋を閉じ込められたり、部屋に「水戸から出て行け!はげゴリラ、脳なしかぼちゃ!」誹謗中傷の手紙をドアの下から入れられた。(どこがはげているのか分かりませんでした。郁がキレましたが、静香達が部屋の外から出て来た事と堂上の言葉に従い、躊躇しました。確かにこんな嫌がらせする意味分からないですよね。)



 訓練が行われる中でも、陰湿な嫌がらせは続き「正義の味方が来たわよ!熱くなっちゃって

格好悪い!」陰で嘲笑される郁。トラブルを起こさないように心掛けていたので、怒りの矛先を

壁にぶつけ、思いっきり後が付くほど殴った。怒りを発散するには、現状の郁にはそれしか出来なかったのだ。ただ干していた軍服が、水を掛けられた際、現場に居た静香と井上に「あたしは

大丈夫だから!早く戻って。あたしといる所見られない方がいいよ。」と冷静な対応をした。(ちょっと大人になったかな相手の事も考えられるなりました。)



 夜もう一度洗濯しようと外を歩く郁。「何やってるんだ、こんな時間に?」声を掛けて来たのは

堂上。改めて今まで郁が、受けた仕打ちを聞いた。「あたしだって、多数派に浸れば、こういうことをするかもしれない。」逆の立場なら、自分もする可能性を口にした郁。「お前はしない!俺はずっとお前を見て来た。」一番近くで見て来た理解者だから、郁が環境によって卑劣な行為をしないと断言。そして頼まれて頭をなでて、近くに抱き寄せた。堂上の優しさを知り、郁は涙を流した。(この二人は、不器用だけど、もう完全な恋愛関係成立してるじゃないですか?)



 翌日館内放送で呼び出された郁。図書館ロビーに行くと目の前には、母親の寿子がいた。実は前日の夜、井上が業務部員に脅され、郁から聞いた「両親にばれたら、図書隊を辞めさせ

実家に連れ戻される。」情報をしゃべってしまったのだ。「あんたって娘は!親に黙ってこんな

仕事を。さあ家に帰るわよ!こんな野蛮な仕事今すぐ辞めなさい。」平手打ちを食らわし、問答無用に手を引っ張り、実家に連れ帰ろうとした。



 誇りに思っている仕事を頭ごなしに「野蛮」だと決め付けられ、頭に血が上った郁。「そんなにあたしが気に入らないなら縁切ってあんたの理想の娘をどっかから貰ってくれば良いじゃない。」実の母親である寿子に対し、逆に平手打ちを返した。傲慢な態度に怒りを露にした。そこに

堂上がやって来て、とりあえず2人を引き離した。(堂上さんタイミング良いなあ。今の郁には

本当に必要不可欠な人物です。)



 娘が言う事を聞かず、逆に平手打ちを食らわせた。面会した玄田の前で、涙を流す寿子。一方

母親とこれ以上話したくない郁。涙を流し、自分を正当化し悪者に仕立て上げる、いつもの戦法

だと寿子の涙を一刀両断。すると「お前親父さんにお母さんを迎えに来て貰え。親父さんなら

大丈夫だ。」郁の父親克弘を呼ぶように命じる堂上。かつて基地を訪れた際、郁を託された経験があるので、話が上手く行くと踏んだからだ。「正面からぶつかり、ちゃんと蹴り付けて来い!」

改めて親子の問題を真正面からぶつかって、解決するように命じた。



 会議室で始まった家族会議。「あたしも認められるようになったんだよ。」仕事振りを認められる

ようになった事を主張した郁。「こんな仕事何になるの。」全く認めない寿子。2人の主張は、相変わらずの平行線。しかし「郁は全国で始めて、女の子で特殊防衛隊員になったんだ。すごいじゃないか。郁の頑張りを認めてやろう!」既にタスクフォースで活躍している事実を、知っていた克弘。改めて郁の凄さと頑張りを認めるべきだと主張した。



 「ふざけないで!あなたまた郁を死なせる気なの?子供の時、ロッククライミングの真似を

して落ちてしまった郁。怪我は3張り程度で、頭がちょっとハゲただけで済んだ。ただ寿子に

とっては、可愛い我が娘が頭から落ちた事実は死と同じ!もう2度とそんな危険な場所に置きたくないのだ。「あたしはお母さんが嫌っていると思っていた。」心配されている事を知り、嫌われて

いるのが勘違いだと知った郁。それは寿子も同じだった。本当は、どちらも好きになって欲しい気持ちを、ずっと持ち続けていた。改めて腹を割って話をして、互いの気持ちを確認し合う事が出来

ようやく親の問題をクリアーした。(親は子供を危険な場所に送りたくない。しかし子供は自ら

進んで道を選んだ。難しい選択だけど、最終的には人生は自分のものですかね。決めた意志を

尊重するのが、一番良いと思います。)



 その後今回の両親の来訪を仕組んだのが、業務部だと知った郁。涙ながらに謝罪する静香と

井上に「悪くないんだから、その謝る癖を直そう。納得出来たからもういいよ。」と言葉を掛け、2人を許した。そして業務部と防衛部の現状を正面から解決する為「大人のケンカを見せてあげる!」豪語した郁。「昨日あたしの事で起きたゴタゴタ、誰が誰の命令でやらされたのか、もう調べは付いている。まあ今までの事は、単なる女子のいがみ合いで済ます。でもこれがデッドラインよ!ここから先防衛員に何かあったら、県展警備に対する部内者からの重大な妨害として、報告書に全部書かせてもらう。あんた達の査定が、関東と初期値に集まるって事、まさか知らない奴は、まさか居ないでしょうね?あたしは図書隊の中枢に帰る人間なんだから!」食堂に集まっている業務員達に、妨害行為として報告書に書き、査定に響くと恫喝した!(確かに査定を持ち出されれば、黙りますよね。その後手の平を返したように、態度を変えた業務部!静香達は

平等を求めて声を上げました。郁のおかげで、静香達もちゃんと意見が言えるようになった事は

成長の証だと思いました。)



 図書隊の居に反する考えを主張。第一図書館を牛耳って来た須賀原は、玄田から責任を取るように通達された。これで内部のゴタゴタは処理された。しかし県展が近づくに連れて、ついに

良化隊が活動を開始。茨城に向かって車を走らせる。対話路線では、解決出来ない輩の登場に

より、県展はどうなってしまうのか?