ミローネ商会が、トレニー王家とトレニー銀貨買取交渉を行う時間稼ぎをすべく、救出したホロを連れて逃げたロレンス。しかし背後からメディオ商会の追っ手とホロを教会に通告し、ロレンスと店を一緒に出そうと考えていたクロエが迫って来た。途中背後から切りつけられ、怪我をした
ロレンスとホロは、地上への出口が見つからず、とうとう追い詰められてしまった。
クロエはホロを差し出す事を要求したが、それを拒否するロレンス。その結果クロエは抹殺する事を追っ手達に命じた。するとホロがついに自らの正体を現し、追っ手達を一蹴。ロレンスの
問い掛けに何も答えず立ち去って行った。その後マールハイトに助けられたロレンスは、銀貨
交換で得た利益の額を知り愕然とした。しかしメディオ商会が、引き出した特権をすぐに購入し
分け前がロレンスに与えられ、冬になっても役立つ胡椒を受け取った。そして別れていたホロと
再会。北に向けて旅立って行った。
ロレンスとホロは、胡椒を換金する為ポロソンという街に到着した。酒場に寄って酒を飲んで
いると、狼を召喚して旅人を襲わせる「魔術師」の噂をしていた。ある客の男は、あるキャラバンが実際に被害に遭ったという情報を教え、気を付ける様に注意を促した。「魔術師が女でない事を祈るのみじゃな。主は女に騙されやすいし、痛手も引きずりやすい。」クロエとの一件以来
酒を飲む量が増えているロレンスに、ホロが皮肉を言った。(男とは阿呆な生き物って、おっしゃる通りですなあ。でもクロエ可愛いから、利用されてもいいかな(笑))
教会都市リュビンハイゲンの管理下に置かれるポロソンは、酒場が閉まるのが早く、朝の挨拶も教会の信奉を語る様な厳格な街であった。「胡椒を売ったら直ぐに新しい荷を積んで、すぐにリュビンハイゲンに出発するぞ。パッツィオよりも大きい。街というよりも都市だ。露店も沢山
あるぞ。」不機嫌なホロにロレンスは、リュビンハイゲンという都市の規模を説明した。ホロが
好きなりんごは、冬に向かう季節なので、果物は無いかもしれない。その代わり「果物の漬物」
が出回り、梨やももなどをはちみつに漬けるのだと言う。ロレンスの話を耳を尖らせて聞くホロ。
すっかりその甘そうな果物の味を想像し、涎をたらすほどに興奮していた。
しかしこの果物の漬物は、貴族やお金持ち用で庶民の台所には、中々出て来るものでは
無い。もしあったら買ってやると約束したロレンスにホロは「主早く行こう。宿に行き荷馬車に
乗って何とか商会に行って、店主をたたき起こし胡椒を高値で売る。そしてリュビンハイゲンに
出発じゃあ。」手を引っ張り無理難題を押し付けた。(食い意地が張ってるなあホロ。確かに
この桃とはちみつの漬物は、食べてみたいです。)
翌朝ラトペアロン商会に向かう2人。店主による「司祭の素晴らしきお話」を延々と語られ
退屈そうで、今にも眠りそうなロレンス。そして話も終わりようやく商談の話が始まった。「本日はどのような物を?」店主が質問すると、胡椒の入った袋を置くロレンス。すると「胡椒ですね。
匂いで判ります。」店主は物を見なくても胡椒だと言い当て、ロレンスは感服した。
「秤は持っていますか?」尋ねる店主。「いいえ持ってはいませんが、私は神を信じてい
ます。」もっともらしい返答をするロレンス。その言葉を聞いて、ある天秤を用意した。現在胡椒は冬に向かって需要が多くなり、高値で取引されている。だから「もう少し前なら、安く買い叩けたのに。」店主はちょっと悔しがったが、計量しようと紙とインクを用意する為立ち上がった。
「喉沸いた!」計量をしようとした瞬間、ホロはロレンスの袖を引っ張り呟いた。最初はただ
「我慢しろ。」と答えただけだったが、ホロの一言をきっかけで、想像以上の儲けを得た事を
思い出したロレンスは真意を掴もうとした。計量の結果は分胴45個と同じ重さがあり、1個当り
リュミオーネ金貨1枚という算定だった。リュミオーネ金貨1枚は、トレニー銀貨の相場で32枚と5分の6の価値があった。「その値段でお願いします。」ロレンスはその査定を受け入れ、店主と握手しようとした。(でもまたホロが、ある事に気付きますよ。)
「ちょっとめまいが・・・・・」水を貰い飲んでいたホロが、突然めまいを訴え店主に抱きついた。
心配した店主は長旅の疲れだと思い、山羊のミルクを用意しようとした。しかし「主様わっちにはどうも目の前の物が、傾いている様に見えるのだが。」ホロは傾いている様に見え、ついには
倒れてしまった。実は飲まされていたのは、水ではなくぶどう酒(ワイン)。客を酔わせて、買取
価格を誤魔化し、自分の利益にしようとしていたのだ。
「ここで見た事のいくつは、忘れてしまうでしょう。でも酔っ払いは得てして無茶を言うもの。この金と貴方が得をする分と、そうだなあ信用買いで倍の買い物をさせてもらえませんか。」ホロから店主がいかさまをしようとしていた事を、知らされたロレンスは、強気に高級武具の信用買いを要求した。(信用買いって商人が借金をして購入するシステム。それを違う店で売却
手に入れたお金を、仕入れた店に返すシステムなんでしょうか?もし売値が借金の金額より高ければ、利益が出て儲かる仕組みなんですね。逆は損する事になるのか!今回は胡椒とその2倍の額の武具を購入。ロレンスは半分借金しました。)
いかさまがばれるのを嫌がる店主は、泣く泣くロレンスの申し出を受け入れ、多数の武具を
仕入れる羽目になった。(因果応報ですな。私は神を信じていますという言葉は、本当に皮肉な
言葉でこの場にぴったりですね。)店主が去った後笑い合う2人。ホロは直ぐにぶどう酒が、ある事に気付き「経験が過信を生み、過信は時に命取りになる。クロエで懲りたじゃろ。たわけ!」
今回のロレンスの交渉について一喝した!(流石のロレンスも頭が上がりませんでした。)
夜宿舎に戻ると、ホロが尻尾の手入れ用の油が欲しいと言い出した。「自分がいくら使った
のか足し算してみろ。賢狼ならわかるだろ。」既にトレニー銀貨140枚分勝手に買い物をして
いるホロは、ロレンスに借りがある状態なので、当然答えは「NO!」である。しかし「主はそんな風に思っていたとな。主に借金を返したら、わっちは自由の身!ちゃちゃと1人で北に帰る
かや。まあ1人には慣れ取るしな。」ホロはロレンスの情に訴える事を言い出し、寂しそうな
顔を見せた。(うあこの狼計算してるよ。女の武器を使って。本当に男って阿呆だ!)さすがに
ロレンスも冷徹に徹する事は出来ず「北に帰るまでに、借金を返してくれればそれでいい。」
借金の支払いを、故郷に帰るまでという事を了承した。(デレデレだなロレンスさん!しかもホロは利子付きで返すなんて言い出し、結局油の購入認めちゃいました。)
翌朝用意された武具を沢山荷馬車に積んでポロソンを出発した2人。武具の仕入れ値を相当
値切ったのだが、リュビンハイゲンでは人気商品。だから持ち込む商人が多くても、売ったら
油代ぐらいの利益が見込めた。「こうなるとやっぱり香辛料は、旨みがあるな。」ふとロレンスが
呟いた。「じゃあまた香辛料を持っていけばいいじゃろ。」と言ったホロ。ただリュビンハイゲンと
ポロソンでは、買い取り価格は同じぐらいで、関税が掛かる分損をするのだ。
ホロは他の商売として金や宝石などを提案するが、リュビンハイゲンでは、一部の商人を
除いて輸入される金に高い関税が掛けられている。それを免れるのは、教会から「聖なる刻印」
を押された金を販売する一部の商人のみ。金には付加価値が付き、高値で売買され、教会は
多額の寄付金を受け取るのだ。まさに癒着そのものだ。だから既得権益を守る為、密輸には
厳罰を持って処罰する。もし密輸して金を売れば、2倍の価格で売れるがリスクは高いのだ。
(罰は最低で利き腕の切断だって。めちゃくちゃだな全く教会は。)
道中ロレンスとホロは、北から「傭兵団」と呼ばれる、金目の物なら全て奪いつくす、武装
集団が近づいている情報を入手した。このままの道を進むのは危険だと判断したロレンス。
新しく出来た迂回路に進路を取った。(強盗みたいな軍団でしょうか。利益でしか動かない奴等が南に南下した。これはなんか上手い話がありそうですね。)ただし迂回路にも噂の「魔術師」
が存在し、狼を引き連れて現れるかもしれない。「人間より楽じゃ。話は通じる。」ホロは狼との交渉役を買って出た。
迂回路は噂を怖がり通る人や馬車は皆無。暇そうなホロは寝ようとしていた。その時「この先の交渉は主に任せる。わっちな嫌いな人間じゃ。」何者かの気配を感じたホロは、嫌悪感を
漂わせた表情をした。目の前には羊と杖を持った少女がいて、ロレンスは少女に手を振り、自己紹介と道中の安全の祈願を依頼した。「喜んで!」被っていた頭巾を取ると、そこには美しい
少女が立っていた。魔術師だと思っていたが、まさか羊飼いの美少女がいたとは。果たして
今後の展開は、どうなりますか?第7話はDVDのみ!「買え」って事ですね。