梨花の死体が発見されたという情報に動揺した三四達だったが、梨花の自宅に人はいるが
それが本人かどうかわからない状態で、もしかしたら「裏切り者」がいるのではと思い調査を
開始すると、富竹と東京情報部とのつながりを発見し身を隠していたホテルに山狗が急襲、富竹は捕えられてしまった。更に「梨花を自宅で確認した」と証言した入江が、裏切っている可能性があると感じた三四は「入江所長を監視しなさい。」と命令した。(時間は午前9時前です)
富竹が捕えられ「自らの危機」を察した入江は、赤坂との打ち合わせ通り1分間以上電話を
鳴らし続けた後、三四の監視下から逃れる為車に乗り込んだ。「捕えなさい早く!」入江が逃げた事を知った三四は、生け捕りにする様に命じ入江の車を追った。山狗のメンバーは、小此木
から「街には行かせるな!」という指令が下りタイヤを狙って発砲、その弾が当り車のコント
ロールを失い崖下に転落、頭から血を流すほどの重傷を負ってしまった。一方電話の音を時計で計りながら一分以上鳴り続けた事で赤坂は、入江が連絡不能状態に陥った事を知り約束
通り園崎家に急行した。しかしその様子を梨花を監視していた山狗メンバーに知られ、連絡を
受けた三四は捕える様に命令した。綿流しの祭り会場を抜け園崎家に向けて走る赤坂は、最初は園崎家まで追っ手を引き離して逃げるつもりだったが、考えを変えてUターンし山狗メンバー
2人を打ち倒した。(ここは想像です)
崖下に車ごと落ちた入江は何とか捕まらずに逃げようと考えていた。その時詩音と葛西が
ちょうどその場所を通り掛かり、何とか車外に出た入江を発見し「大丈夫ですか?すぐに病院に
行かないと。」心配する葛西は声を掛けたが、診療所は三四のテリトリーであるので「すぐに
園崎家へ・・・・・・」入江は2人に園崎家に向かう様に言うと、葛西は入江の車の後ろタイヤに
弾痕がある事に気付き、言う通り車に乗せて園崎家に向かった。(怖い顔して葛西は中々
優しいし頭も切れますよ)
葛西は車のタイヤが撃たれていた事で、入江を生け捕りにしようとしていると推測。「もしかしたら追っ手がいるのでは?」と思い何度か方向を変えて、詩音に後方の警戒を依頼し運転して
いた。しかし入江の白衣には発信機が仕込んであり、いくら道を変えても三四達には現在地が
筒抜けで、水車小屋の小道から園崎家の敷地内に入って行った事を知られてしまった。園崎家
に到着した車を監視カメラで確認した魅音は、降りて来た入江が詩音と葛西に補助されながら
歩いていると気付き、圭一・レナと共に出迎えた。
「すみません富竹さんは、山狗に捕まりました。私は奴らから逃げる際に事故を・・・・」状況を説明する入江。詩音は「尾行されてない。」と説明するが、入江の発信機から場所を割り出した
小此木達は既に園崎家に到着し、入江と圭一達の存在を報告した。「やはりそこに梨花が潜
んでいるのね。」三四は梨花は死んでおらず、生きて身を潜めていると考えた。(さすがにこれ
以上は騙せませんねえ。山狗は特殊部隊ですから、ここからが見物です。詩音はいきなり登場して訳もわからずにクライマックスに参戦です)
突入した山狗メンバーだが、園崎家には沙都子が仕掛けたトラップが無数にあり、容易に先に
進む事が出来ない。魅音達は頑丈な鉄の扉のある防空壕の様な場所に逃げ込んだ。さすがの
山狗も「鉄の扉を突破して中に侵入する事が出来ない。」と小此木に報告した。園崎家は広大な敷地を所有し包囲するのは不可能だ。しかし山狗メンバーからの1人から小型プラスチック
爆弾の使用について質問され、時間を確認して「午前10時」になっていたので、爆弾の使用
許可を出した。(この午前10時という時間が、小此木達にとってはグッドタイミングなのです)
山狗達の人数や様子を監視カメラのモニターで確認した圭一達は、詩音から「これなら警察に
連絡してもよろしいんじゃなくて?」と進言され電話をかけた。しかし電話や電気のケーブルが
全て切断され、外部との連絡は不可能。それでも爆弾を使わない限り鉄の扉を開ける事は
出来ないので、安全な状況だった。「監督綿流しの雨天決行の合図の花火は?」沙都子が
入江に尋ねる。「午前10時に花火で・・・・・・・」そう答えた入江は、花火の音に混じって爆弾を
使う事を示唆し一転してピンチに陥った。
午前10時花火の音が鳴り響く中、爆弾は爆発し扉が破壊され山狗メンバーが突入して来るのは時間の問題だ。それを見越した魅音は、底の見えない穴からハシゴを使って横穴から
古井戸に抜ける事を進言した。「それじゃまずはよく知っているお姉が先頭だね。殿は私と
葛西が務めます!」話を聞いた詩音は、自ら最も危険な殿を志願した。心配する魅音だったが
詩音の気迫に押されて、武器庫の鍵を渡した。(武器を持って戦うのか?戦争みたいです)
まず最初に慣れている魅音が降り、その後梨花が続いた。しかし足を滑らせて下に落ちそうに
なってしまうが、何とか大勢を立て直した。(昭和58年6月の先を越えて未来の自分が見たい
と思うのは当然。背も胸も大人になればあの黒梨花言動もバランス取れますから)一方扉を
こじ開けた山狗は、赤外線スコープで中にトラップがある事を確認し容易に進めない。その隙に
逃げようと順番にハシゴを降りていくレナ・沙都子。次は圭一の番になり「詩音俺がその役を
やる詩音は先に降りろ!」と言ったが、圭一がライフル(カラシニコフ)の使い方がわからないので男のプライドをありがたく受け取り「来世もお姉と双子がいいね。」と言い残して、拷問部屋
までやって来た山狗に戦いを挑んだ。(あの耳打ちした言葉が気になります)
「詩音の馬鹿、早く降りて来て!」「嫌よ私、詩音や葛西がいない未来なんて、嫌・嫌・嫌」
激しい銃撃戦の中魅音と梨花の叫びが地下に響き渡ったが、山狗は2人の抵抗を突破し
懐中電灯を照らしながら「女王感染者古手梨花と診療所所長入江京介を引き渡せ!」と要求し
気絶させ人質に取った詩音を下に突き落とすと脅し、60秒間の考える時間を与えた。「敵の
狙いは私です。梨花さんは既に脱出した事にして、私が行きます。」入江は自ら彼らの軍門に
下ろうとした。しかしレナは「駄目しーちゃん達が、私達を逃がす時間を稼いだ行為を無駄に
するの?」と言いそれを認めようとせず口論になってしまった。
「このままでは詩音は殺されてしまう!」焦る魅音は、詩音を姉の様に慕っていた沙都子に
抱き付き大声を出し泣いた。「どうすればいいの?羽入あんた神様でしょ、何とかしてよ。神通力でも奇跡でも起こしてよ」梨花は羽入に哀願したが、どうする事も出来ない。しかし梨花の
頬を叩いた羽入は「僕達は数々の世界を渡り、人々が経験できない事を経験して来ました。
そしてこの世界で最も大事な事を学びました。それは奇跡の起こし方!」と梨花を言い聞かせる
様に訴えた。羽入の言葉を聞き梨花は、自らが捕まっても直ぐに殺される事は無く、三四なりの
殺し方をすると推測し時間を稼げると判断。よって圭一達は逃げられると考え、自分が捕まる
決意をし「仲間達に指1本触れてみろ、今すぐ舌を噛んで死んでやる。鷹野は僕を殺したがって
いるから困るはずです。この私が取引に応じると言っている、ぐずぐずせずに言う通りにしろ
下郎!」梨花は声を荒げて自らの命を掛けて取引を申し出て、山狗側もそれを了承した。
しかし小此木は一枚上手で、梨花と交わした約束を破り圭一達を襲わせようとメンバーを向かわせ、口を塞ぎ注射をしようとした。「奇跡は起こらないのか?」と思った瞬間、注射をしようと
した男が同じ服の男に殴り飛ばされた。その男こそ、ピンチに駆け付け万一に備えて服を奪い
取りチャンスを窺っていた赤坂だ!圧倒的な強さで屈強な山狗メンバーを倒し、小此木も一進一退の攻防の末強烈な一撃を見舞った。(本当の拳を教えてやるって、車の窓ガラスをぶち壊す
のですから、しびれました格好よすぎです)更に気絶していた葛西が反撃のチャンスを窺い
他の山狗メンバーを園崎家から追い出し退散させる事が出来た。まさに全員一丸の勝利で
気勢を上げる圭一達だった。
その後入江は、詩音が怪我をしているかどうか検査したが異常は無く「死ぬ気」であったと
知り驚いた。詩音は圭一に「圭ちゃんにこの場を譲って、私だけ生き残ったらお姉に一生
恨まれます。私の想い人はいないけど、お姉にはいますから」と言っていた。(圭一に魅音
フラグが立っていたのですか!)入江は詩音の好きな男性が悟史ではないかと察し「悟史
君は生きています。」と教え生死がわからなかった詩音は驚いた。そして作戦会議中「私
どうしても診療所に行かなければならない用事が出来たの。でも沙都子に話すと行くと言い
出しますから!」詩音は沙都子の耳を塞ぎ、悟史救出の為入江機関に向かう決意をした。
「もはや苦難などはないのです。オヤシロさまのお墨付きなのです。」励まされた詩音は、悟史
を取り戻す事が出来るのか、これを突破口にいよいよ最終局面を迎えます。