演劇部への入部勧誘を行っている朋也と渚は、1年生の伊吹風子に声を掛けた。「忙しい

から出来ません。」断る風子は、3年前まで美術教師として光坂高校に勤めていた姉の公子の結婚式に皆が出席して欲しいと、木で作った星の形の彫刻を作りプレゼントしていた。しかし渚は「伊吹先生の妹さんは交通事故で入院している。先生は家に来て教えてくれた。」という事実を朋也に教えると、今学校内で噂になっている「幽霊」ではないかという疑いが心の中に浮かび

真相を確かめるべく「これから伊吹先生の所行って確かめよう。」朋也は渚と行動を開始した。

 「信じられないだろ、魂だけが学校にあり体が病院で寝ているなんて。きっと何か訳がある。

自分を伊吹風子だと言い張る訳が・・・・」朋也は、常識的に幽霊や魂だけが存在するとは

考えず何か別の理由があるのではないかと考えていた。公子の自宅に到着した渚は挨拶を

すると、朋也が早苗の作ったパンをプレゼントした女性であると思い出した。

 「渚ちゃんのボーイフレンドなんですか?」突っ込む公子の言葉に渚は慌てて「違います、

岡崎さんにはもっと素敵な人が・・・・・」と否定する。すると「チャンスですね渚ちゃん!」と

はっぱを掛けられ、顔を赤らめて恥かしる渚。ここから本題に入り「先生ご婚約おめでとうございます。」祝福の言葉を送る渚だが、公子は、何故渚が知っているのか驚き「それをどこで妹の風子が眠っている間に色々話し掛けたんですでも他の人には・・・・・・」と答えた。もし「学校で

風子から聞いた。」などと言えるはずも無く、「噂で聞いたんですよ。彼氏と一緒にいる所を見た奴が、話を大きくしたんじゃないですか?」朋也は上手く話を誤魔化した。納得した公子は、朋也と渚が訪れる前に風子の様子を見て来て、多少顔色が良かったが眠ったままの妹の事を思うと結婚して自分が幸せになろうとする事を躊躇っていた。

 その後朋也は「言えばよかったじゃないか?」渚が真実を言わなかった事を咎めた。「言うと

いけないと思ったんです。風子ちゃんも嫌がっていましたし。」渚は風子を信じて、理由がわからないが傷つける様な事をしない様に配慮し、風子がしようとしている事を手伝おうと決意する。

「演劇部はどうするんだよ?」質問するが、渚はそれよりも風子を放って置けない。結局朋也も渚に同調して、渚の手伝いをする事を了承した。(することないそうですよ朋也君は)

 夜になり学校に風子を寝泊りさせる訳にもいかず、古河家にいられる様にする為「伊吹」という

苗字を隠し秋生と早苗に会わせると、2人は風子の世話を了承した。しかし早苗が「親御さんは

よろしいのですか?」と聞くと「こいつの親は、酷い親でさほったらかしで旅行に行くんだよ。」朋也はもっともらしい嘘を付いて、風子も苗字を聞かれた時には「磯貝」とちょっと珍しい名前を答えるのだが、その苗字は隣の家の表札にあった苗字で、当然突っ込まれたが「関係ありません赤の他人です。」と必死に誤魔化した。(本当に伊吹で誤魔化せたね佐藤とか鈴木でも

 朋也は学生寮を訪れ、寮母の美佐枝をたきつけ陽平を覗き常習犯というレッテルを貼り関節技で締め上げられた後「演劇部はしばらく延期、幽霊少女のおもりだ。風子も心配だけど古河も

心配だしな。」朋也は事情を説明したが、陽平には何が何だかさっぱりだった。翌日古河家に

出向いた朋也だが、パン屋には誰もいない。勝手に奥に上がり込むと皆で星型の彫刻を彫っていた。(これは星じゃなくてヒトデだそうですよ、朋也はギャグだと思っていました。渚はまじで

ヒトデさんと思っていました。おいおいと突っ込みたくなりました。)

 登校した風子は、沢山作った彫刻を配る事が出来て手伝った渚に感謝した。すると「こんな

事をするより、お姉ちゃんに会いたいと思わないのか?」朋也が率直な疑問をぶつける。「確かに会いたいですでも風子の声が届かないからこんな事をしてるのだと思います。」風子は

自分の声が姉の公子に届かないと思い、想いを彫刻で具現化しているのだった。(ふーちゃんと

呼ぶのは渚はOKで朋也はNGで最悪だそうです)その後資料室の有紀寧に彫刻をプレゼント

しようとした風子、最初は訝しがられたが事情を説明すると「私も応援します。頑張って

下さいね。」有紀寧からも激励される。(朋也は風子の天敵ってねえ、毛嫌いしてるのか好きなのかよくわかりませんが。ここから椋が出て来て、夢の中状態の風子をからかおうと「私が岡崎です、女になりました。たまに取れるんです!」とまた悪戯心満載のギャグパートで大笑い)

 朋也が仕掛けた風子と椋の会話をしていると、杏がまた椋が笑い者に去れていると思い朋也

を締め上げるが、その場の誤解は解け風子から彫刻をプレゼントされ、冗談半分で「ヒトデじゃ

無いの?」杏は答える。風子は正解した杏に驚き彫刻を抱きしめる2人を「お似合いだ」と褒め

ここでもプレゼント作戦は大成功!しかし風子の入学式の時に話掛けた三井という女子生徒に

出会い、朋也が事情を説明し彫刻をプレゼントしようとするが「3年生は受験で忙しいの!」と

断られてしまった。やはり見ず知らずの人間の結婚式に出席しようとする人は少ない。

 夜古河家に戻った風子。朋也は彼女が落ち込んでいるのではないかと思い声を掛ける。「三井さんとは、入学式の日に話をしただけで名前を覚えてもらってよかったです。風子は授業にも

参加せず美術室で彫刻を彫っているだけ。風子も授業に出たかったです!」自分の秘めていた

思いを口にした。その思いを知った朋也は、杏と陽平に連絡を取り休日に学校に来てもらった。

 学校は「創立者祭」というイベントの準備で生徒が多く登校しており、休日に登校しても違和感

が無い。朋也は開いている教室に渚・陽平・杏・椋を集めて風子が授業が受けられる状況を

作ってあげ、渚達は快く了承した。しかし教師役が決まらず悩んでいると、渚の母早苗が先生

役を買って出た。(これがもの凄く板についているのですよ。)風子の為の小さな授業が始まり

陽平からそれぞれ自己紹介を行い、早苗は教師経験がある様に対応し、風子がクラス委員長に

任命され「伊吹いや磯貝風子です。好きな物はヒトデです。」と自己紹介をし、学校生活の経験をするのであった。風子にとって高校で初めてのクラスメートと友人が出来た。そんな様子を見ていた朋也は「ちょっと変わっているけど、どう見ても普通の女の子なんだよな。」と考えて

幽霊などと信じていなかった。