たえ


 また深夜0時になり地獄通信にアクセスする1人の少女坂入多恵は、隣の家に住む高田啓に対し異常な

感情を持っていたが、決して近づこうとせず恋愛関係になる事はなく、ずっと側にいられるなら妹でも母親に

でもなりたいと思うほど、とにかく一緒にいたいと思っていた。(恋愛とは違う形なんですね)啓に対して異常

な執着心を持つ多恵は、朝学校で啓が恋人の花村弓技と一緒にいたとしても、平気な顔で顔を出してくる、

たとえ友人から「キモイよ、てゆうかストーカー。」と誹謗中傷されてもお構いなしである。

 多恵は、啓の事は大好きだが決して恋愛関係になろうとはせずに、啓が喜ぶようにしてあげたいという

異なった愛情を注いでいる。地獄通信にアクセスしたのもその一つで、それは恨みを晴らすと言うよりは

全ては啓の為で、あいの「恨みを晴らせば地獄に堕ちる。」という代償も喜んで受け入れようとする。

 夜ジャージに着替えた多恵は、啓と恋人の弓絵が初めてセックスをするという初夜のために自分の部屋

提供する準備をしていた。まくらも2つ用意していて「どうか啓ちゃんが、あの女と上手くいきます様

に。」と祈っている。(啓ちゃんがよければそれがタエポンの希望なのですよ。)準備が出来た後多恵は

隣の家の啓に準備ができた事を報告する。そして多恵はVサインで応援すると、啓も笑顔で返す。

 多恵は、啓と弓絵がセックスをしているはずの時間、公園で1人ブランコをこいでいた。そこに酒に酔った

OL風の格好をした骨女がやって来た。(調査だね)「こんな時間に何してるの?」と聞いてきた骨女に対し

「あれを見ていたの!」と自分の部屋を指差す多恵は、自分の好きな啓と大嫌いな女弓枝と会っている

事を教える。普通そんな事を教えるか!) その頃啓と弓枝はテレビを観ていた。そして啓が手を出そう

とすると「弓枝初めては、ハワイがいいなあ!」と言いはぐらかす。

 啓に対する想いを多恵に聞く骨女は、多恵が啓の事が宇宙で一番好きだが、自分と出なく他の

女と付き合っていて、その女弓枝に傷つけられない様に見張るという心境について皆目見当がつかない。

(嫉妬するのはタエポンにとっては古い事で、新しい愛の形だそうですよ!)ただ多恵は、啓を失う事が

一番つらい事で、それは他の女に取られるという事ではなく側にいられる限り彼女は満足なのである。

  そして啓が多恵の部屋から手を振っている事に気づいた多恵は、骨女に別れの挨拶をして家に

帰って行った。その後あいと一目連が、骨女の所にやって来ると、依頼人が大好きな男と大嫌いな女が

くっついて、傷付けられない様に守るのが目的である事を話すを一目連は当然の様に困惑し「放って

おけばいいじゃないか!」と言うが「いやそうはいかない!と言い耳を貸さない骨女!

 家に帰った多恵は、家の様子を見てセックスしていない事に気づくと「あの女散々啓ちゃんを振り回

して。」と弓枝への憎悪の気持ちをたぎらせ、わら人形を手に取ろうとした。ちょうどその時啓がガラス窓

を叩いて多恵を呼び出すと、多恵に準備してもらったのにセックスができなかった事を謝罪する。その

謝罪を受け流した多恵は、弓枝が駅までしか遅らせなかった事に不信感を抱き更に啓から「弓枝が

ハワイに行きたい。」と言い出した事を聞くと、机の引き出しのカードを渡して「行っておいでよ。」と言い

Vサインで別れた。しかし多恵は、弓枝に対し憎悪が高まっていて弓絵の自宅に向かうと別の男と一緒

に居る所を目撃する。それに気づいた弓枝は、彼氏に「あいつは絶対に啓には言わないよ。」と言い

ながらほくそえむ。

 後半多恵は神社に行くとそこに骨女がやって来た。元気の無い多恵の様子を見て状況を聞く骨女に

多恵は「啓ちゃんがかわいそう!あの女二股掛けていたの。」と元気の無い理由を答える。それに対して

「それを言ってあげないの。」と骨女は多恵に進言するが「それは駄目!」と言い拒否する!更にどうして

自分の物にしないかという理由は、幼い頃からずっと一緒だったが近づきすぎると今までの良好な関係

が壊れてしまうと思っているからと多恵は考えていた。

 しかし啓は、弓枝が二股掛けていた事と自分が一番ではない事を知ってしまった。それを知った多恵

は啓に「こっちにおいでよ。」と言って誘う。そして啓は弓枝の事を好きになった事を後悔しすっかり落ち

込んでしまった。そこで多恵は、傷付いた啓を体で慰めた。夜その事を骨女の報告すると「よかったじゃ

ないの!」と喜んであげるが、多恵は啓と近づきすぎた事に気づき嫌悪感を覚える。彼女にとってはキス

やその他の行為は、自分の距離間としては近すぎるのだ。そして骨女とも仲良くなりすぎたと思い

別れの挨拶をする。

 深夜啓は、窓越しに多恵の家に行こうとするが多恵は「駄目だよ!」と頑なに拒否する。しかし自分に

とっての大切な人が多恵であると思っているので無理矢理多恵の家に行こうとする。必死に止める多恵

だったが、啓は足を滑らせてしまって転落死してしまった。悲しみに暮れる多恵だったが、弓枝は「多恵に

付きまとわれて啓がかわいそうだったから彼女の振りをしてあげていただけだし。」とあっけあかんに

友人達に話す。それを聞いていた多恵の目は、憎悪に満ちていた。大切な啓ちゃんをもて遊び傷つけた

挙句の果てに自分を求めて死んでしまった元凶となった弓枝が許せない多恵は、ついに糸を解いた。

 後はお約束の地獄軍団の押し置きタイムが始まり、地獄送りになった。それにしてもあまりよく

わからない話である。違う愛の形と言うべきか微妙な話で、正直私には付いていけませんでした。