エルルゥとハクオロ

 シケリペチム軍との最終決戦の為にハクオロは、カルラとトウカを連れてニヴェがいる城に向けて

出発した。またベナウィには、全軍を預けてシケリペチムの大軍から国を守り切る様に命令した。

一方のニヴェも精鋭の兵士を集めて何か術を施している様子であった。まさにハクオロ対ニヴェの

いの火蓋が切って落とされようとしていた。そして国境線の川岸では、霧の中両軍勢が対峙していた。シケリペチム軍の数はなんと5万人というあまりにも多い。しかしベナウィは「安心しました、

敵の主力を引き付けるという目的を果たせた訳ですから。」と言って不敵に笑う。

 ついにシケリペチム軍は、国境の川を渡り攻め込んで来た。それを川岸に上げまいと必死で応戦

するトゥスクル軍には勢いがあり、シケリペチムの大軍を倒して行く。クロウは「よっしゃこのまま一気に!」と言うが、ベナウィに「いけません、我々の役目は敵を引き付ける事です。」と言って咎める。ベナウィには、ハクオロを信じている気持ちがあったのだ。

 そしてハクオロ達もシケリペチムにあるニヴェの居城に襲撃を開始した。まずカルラが敵の兵士達をあっという間に倒し、続いてカルラが持ち前の剣のパワーで城門を破壊した。そして場内に突入しようとするハクオロ達の前に待ち構えていたのは、エムロ・イナウシ・イコルの3人を長とする兵士達だった。彼らはハクオロの首を狙っているし、ハクオロ達もニヴェの首を狙っている。お互いの大将の

首を掛けた最後の戦いが始まる。

 まずカルラとエムロ・イナウシ・イコルの戦いである。カルラの人間離れした力と3人のチーム

ワークの戦いは、トウカとハクオロを加勢を拒絶して「ここは私に任せてどうぞお先に!」と言い自分1人で3人と戦う事になった。いざ戦いが始まるとまずエムロ・イナウシ・イコルの3人の抜群の

チームワークを誇る先制攻撃をするが、カルラはかわしていく。ただ攻撃をしないカルラに業を煮やした3人は「かかって来い。」と挑発した。そう言われたカルラは、エムロを倒す。

 その頃ハクオロ達は、ついにニヴェの待つ玉座まで後一歩まで迫っていた。しかし簡単には玉座

まで辿り着く事は出来ない。なぜならニヴェ倒して来た国の衛兵達が、術を施されて立ちはだかっているからだ。しかもハクオロの真の姿を目覚めさせる、ニヴェの企みが裏にはあった。そして

ニヴェの合図で、衛兵達が突っ込んで来た。ハクオロ達は剣で切るがまたゾンビの様に復活してくる衛兵達に手を焼く。そこに3人を倒したカルラが駆けつけ「切るのではなく、解体すればいいの

ですわ。」とアドバイスして衛兵達を倒して行く。そしてハクオロをニヴェの所に行かせて、カルラは

剣を託した。

 ついにハクオロとニヴェの一騎打ちが開始される。ハクオロは、ニヴェに降伏を勧告するが、全く

聞いてもらえず逆に嘲笑される。どうしてもハクオロの本性を暴きたいニヴェは、シケリペチムの街

に火を付けた。当然多くの罪の無い人が住んでいるので、炎に巻かれ沢山の悲鳴がごだまする。

しかも火を付けた事をハクオロが行った行為にしようと企てていた。その事を知り怒りに燃えるハクオロだが、ニヴェは怒りに燃えるハクオロとの戦いを望んでいた。しかも「オリカカン・ヤマユラの里・

トゥスクル・シケリペチムそれぞれの民は、全てハクオロの本性をむき出しにする為の引き金に過

なかった。」とニヴェは、ハクオロに通告した。全ての悪の元凶はハクオロにあると言っている。

 しかしハクオロは、悪の元凶はそんな非道な事を考えるニヴェであると認識し首を取る事で、全てに終止符を打つ事を決意し戦いに挑む。ただハクオロは、武器の扇を弾かれてピンチに陥る。そのまま止めを刺そうとするニヴェだが、ついにハクオロの眠っていた獣の力が解放され始めた。やがて

駆けつけたカルラやトウカを制止して、ハクオロはトウカの剣を委ねられて最後の戦いへと舞台が

移って行く。

 その戦いでハクオロは、ニヴェ曰く最高の獣である事をニヴェを殺す時に証明した。彼は、何かの

獣なのかもしれません。あの殺し方は尋常ではなかった。ともかく戦いは、ニヴェの首を取ったトゥスクル軍の勝利に終わったが、代償は余りも大きかった。果たして来週からは、どうなるの

ニヴェ