梨花ちゃん

 誘拐された犬飼俊樹の手がかりを発見されて、赤坂と大石は高津戸という廃村に向かった。一方

小さな小屋では拘束されている俊樹が、交通事故に遭った時の手術痕の痛みに苦しんでいた。

その様子を見ていた誘拐犯は「大丈夫か小僧?今医者を呼んで来るからな。わかってると思うが医者に余計な事を言うな。」と心配しながらもきっちりと釘を刺していた。その後医師の入江が到着し状況を確認すると俊樹の顔を見てちょっと驚いた

 一方現在廃村になっている高津戸へ大石と共に車で移動中の赤坂は、途中で梨花を目撃する。

梨花はまるで赤坂の行動を、知っているみたいだった。更に俊樹の診察を終了して帰って行く入江ともすれ違った。入江は、俊樹の事は語らずに「ちょっと気になる事があって。」とお茶を濁して去っていった。その後入江に教えられたのか、赤坂と大石は俊樹が軟禁されている小屋に到着した。

 誘拐犯の1人は、大石達が刑事だと思い「時間稼ぐから、小僧連れて裏から逃げろや!」ともう1人の犯人に言った。もう1人の犯人は、俊樹を連れて外に逃げたが先回りしていた赤坂に進路を

ふさがれた。大石と赤坂は、犯人達とそれぞれもみ合いになった。赤坂は逃げる犯人を後ろから

タックルしたが、蹴り飛ばされる。それでも「降参しろ、もうすぐ応援が来る貴様らに逃げ場はない。」

と最後通告した赤坂だったが、来るはずの大石ではなく犯人のもう1人が気絶させてやって来た。

そして銃を構えて発砲すると犯人に、肩口を撃たれる赤坂は大ピンチに陥る。しかし蘇生した大石が、必死に後ろから飛びかかりなんとか次の発砲を阻止した。これで形勢逆転し逮捕も間近と思ったが、犯人達は瞬く間に後ろを向いて逃げ出した。追いかけようとする赤坂だが、大石は「警察官は後ろから犯人を撃てない。」と言われて取り逃がしてしまった。更に俊樹を保護した後赤坂は、ばったりと倒れてしまった。

 入江診療所に運ばれた赤坂は、一日安静にしていれば回復するぐらいの軽い怪我で済んだ。そして目を覚ますと、見舞いに来た大石にからその後の事を聞いた。

①犯人達は捕まっていない。俊樹は無事保護している

犬養建設大臣はダム工事を凍結=中止する事を決断した

③誘拐事件は、もしかしたら想像以上の大きな力が働いている事

 この3点を赤坂は、大石から聞いた。その後電話を掛ける為に公衆電話の所に行ったのだが、あらゆる公衆電話の電話線が切られていた。それは、外の公衆電話も例外ではなかった。しかも

外で電話を掛けようとしていた赤坂の前に梨花が現れて「掛けても赤坂が悲しむだけなのですよ!

大人しく病院に帰れば良いのですよ。」と言った。その後病院に戻る赤坂は、梨花と一緒に古手神社に向かった。この日は、雛見沢村の祭り「綿流し」であった。しかし私達が知っている綿流しとは

違い、大人達は酒を飲んでいるだけ。だから梨花は、村が一望できる高台に赤坂を連れて行った。

 赤坂は梨花に「君は、この村がダムに沈まないと言ったよね。なぜそう思ったんだい?」と改めて

質問した。しかし「僕には、難しい事はわからないのですよ。」と答える梨花に対して、赤坂は「これで少なくても平和が戻るじゃないか。」と言ったが梨花は「平和が?」と疑問を投げかける。しかも

これから毎年血生臭い事が毎年起こるのに?」と衝撃の発言をする梨花は、口調と一人称が僕から私に変わった。更に「あと何年かすると私は殺されるのよ。」と付け加える。

後半誘拐事件から数年経過して大石は、警察を定年退職して札幌に移り住んでいた。そこへ

赤坂が訪ねて来た。訪問の目的は誘拐事件の後立て続けに発生した連続怪死事件と梨花が

予言した言葉との関連性を確かめるためだった。ちなみに赤坂にも数年間に妻の雪江が階段から

足を滑らせて、その衝撃で死んでしまったりしているという悲劇もあった。

 温泉に行った後赤坂は、大石に「梨花が未来がわかる予言者である。」という主旨の事を言うと

「じゃああの未曾有の大災害を予言する事が出来なかったんだ。」と逆に突っ込まれる。大災害とは

昭和58年6月、鬼ヶ淵沼からの猛毒の火山ガスが噴出した事により雛見沢村の住人が全滅した

という事だった。しかもごく少数の雛見沢の生存者の中には、梨花が殺された事によるオヤシロ様の祟りではないかという噂もあった。梨花は、内臓を抉り取られて自分の予言通りに殺された。

 その後赤坂は、持参した連続怪死事件の記事が掲載されている週刊誌を持参した。そして事件がオヤシロ様の祟りによるもので、それを梨花がどの様な事件が発生するのか赤坂にしゃべって

いたのだ。その事件とは、ダム工事に関わる物だった。赤坂は、梨花は自分の予言通りに殺されて

しかも予言した事件が、発生の前年に全てシナリオが出来上がっていたのではないかと推測していた。しかし大石は、どうして自分の死を予言できるのに梨花はそれを避けようとしなかったのか疑問だった。

 何故梨花は、未来の出来事を時間と関連人物を全て知っていたのか、自分の死をどうして知っていたのか謎が多い暇潰し編だったと思います。次回からは「目明し編」です。ということは、これからは謎が明らかになっていくのでしょうか?

大石と赤坂