最後のお別れをしてきました

最後です


何も変わってなかった

私が好きだなあと感じている、そのままの人でした

変わらないからこそ、終わったのだとしても…

わたしにとっては優しい時間だった


友人と行ったけど

ほんの少しの時間、ふたりきりになりました

計画停電で、切り落とされたように消えた暗がりで

屈託ない笑顔を見せてました


LEDの懐中電灯

携帯用バッテリー


手も足も、体ごと、どこも満足に動くところなんて

何一つ無いのに、風のような自由を感じさせた人

その発想の自由さには、いつだって翼が付いていました

彼の駆る車は、いつだって自在に町を滑った


前は向いてるんだ


そう言ってました


それが、あなたの強み

あなたの、私がいちばん好きだったところ

屈強で、自由なところが好きだった


わたしたちにしか、わからないねぇ

きっとわからないね…

お互い、好きだったね

大切だった

なにかが欠けて、掛け違えて、こんな風になったけど…

お互いが、とてもとても好きだったね…

きっと

身を剥がれる痛みなど、あの時のあなたには分からないほどの悲しみだったのでしょう

痛みなどどうでもいいと、あなたは思える人だったものね

男らしく、じっと、口にもせずに耐え抜く人だった

ごめんね

わかってあげられなかった

でも、あなたも、わたしをわからなかった


数えなくてもわかる

わたしがこの世でいちばんの、あなたの擁護者


帰り道、ただただ泣きました

悲しいのでも、つらいのでもなく、ただ泣きました


ああ、変わらないなあ、と思うことが、涙になりました


元気でいてね

自分の手で漕いでね

あなたのその大きな体で、たくましい肩で

あなたのその自由な発想で

まるで、いまにも立ち上がりそうなその足で

どうぞあなたらしく


セドリックY33 ブロアムビップ


ジェイ、エフ、ワン、アール、エム、ジェイ


シー、エイチ、エイ、アール、エル、アイ、イー


ナプロ YAMANASHI



忘れません

あなたと過ごした私が、私なのです



どうか元気でいて


わたしも、元気でいるから



ありがとう

さようなら

ありがとう


ありがとう