渡辺謙がトムクルーズを喰ってたね~、というのが耳に残っている作品。
はじめてみたけど、作品自体は映像が美しいなあ、という印象。
日本や、侍というモチーフに行間や奥行きが物足りないので、なんとなくとってつけた印象かなー
いろんなもん勉強したんだろうな、っていうのは滲み出まくりでしたけれども。
でも、うまいこと纏まっていた。ちょい長い、という印象もあるけど、でもまあ定石のオチの付け方だったかな。
渡辺謙の演技でよかったのは、死を迎えるばかりの息子と無言の会話をした後の別れ。
あと死に際。
やっぱり侍といえば生き様なので、家族や今際の際で演技が光るというのは納得。さすが日本人の心と思いました。
トムクルーズも、最初の狂いっぷりは結構気合はいってました。
小雪さん演じる、渡辺謙の妹、たかとのラブストーリーは、さすがに強引だった(というより、いらない)気がしましたけれども。ないほうが、もっとストイックに纏まったと思う。
だがしかし、美しい東洋の女性との多少のオイロケもないと、ハリウッド感も薄れるというものなのでしょう。
合戦シーンはさすがに圧巻でした。
ひとり、またひとりと討ち死にしていくのを、ひとりのいのち、家族の笑顔、家族との時間、生まれた瞬間の両親の顔、家が喜びに沸き立つ様子、それらが幾度も脳裏をよぎってつらかったです。
人は、人を殺してよいものではないね。
あたりまえだけど、生まれた瞬間、どの人間でも祝福されたはずなのだから。たとえそれが、わずかだとしても。
とくにこのあたりのシーンは、武士道は、死ぬことと見つけたり、っていう、そこらへん髣髴させます。
さいご、むかしむかしの物語――――、って感じに終わるのも、まあ、ご愛嬌です。
真田さん、徹頭徹尾、いぶし銀でした。
真田さんも死に際のしぶとさが光ってました。一番よかったのは口にたまった血を吐き出すシーンです。
舞を舞ってるシーンはあたかもとってつけでがっかりかなー
もうちょい丁寧に扱ってくれたらよかったのに。
ラストサムライは、なにかと詰め込みすぎの印象が強いです。
子供の演技も抜群によかったなー
あの子役ちゃん、上手やー
終