もちろんブラックジャックです。
ブラックジャック役の大塚さんの声がやけに素敵だったことと、テレビアニメ版の先生が庶民くさいキュートさだったことが見続けるガソリンになったのですが、やっぱり原作が好きだなあというのが結論です。
オリジナルの先生は伏せた睫毛がフォモくさくてえろかったです。
21の先生はハードボイルド…というか、うん、ハードボイルドなんだけど、その設定じゃあ先生が気の毒すぎるよーというのが感想です。先生に救いがありません。先生の心の傷が癒えることはぜんぜんないっすよ、あれじゃあ。
もちろん、心の傷が癒えまくった先生など、作品としてのブラックジャックの魅力にはならないのは勿論のこと、先生から復讐心取り上げてどーすんだと言いたい。
殺したいことと救いたいことの間で煩悶する先生の姿は、原作の魅力のひとつだと思うので、その対比が崩れてしまう設定だと、先生の救いがなー。うーん。あたしは、無いような気がしちゃうんだよね。
先生のとーちゃんとかーちゃんが、幻めいた演出で登場して言うセリフひとつで、先生の生きてきた長年の動力部が、解消されるとも思えないし、幻ピノコのセリフで新たな希望を持ったとしたら、まさにオイオイ先生、そりゃないよ、だなぁと。先生の長年の孤独、執着心、復讐心、それらから作り上げてきた今までの自分と人生、人間関係や基本姿勢を、そんな簡単に変えられないし、変えなくちゃいけないとしたら、あまりにもショックすぎるだろう。
だって先生は、その薄暗い誰にも見せない自分の一面を心の頼りに生きてきた部分があるんだからさ。
小さい頃からずっと燃やし続けた執念があるからこそ、先生の恋や、恩師やピノコという女の子の存在、危ういエピソードの一つ一つが、彼に問いかけるという形で生きてくるわけです。手塚漫画は、その対比方法や設定がべりべりワンダフル(←蓮花風)だと思っているのでなー…。
21は話としてはハラハラもので面白かったのですが、終盤のまとめ方が、ブラックジャックが面白いとされる核の部分とずれてしまったような気がして残念だったかも。まあ、だからこそ”21”なんだろかしらん、とも思うんだけどね。原作ファンなので仕方ないです。
なんだかんだブツクサ言ってみましたが、髪の毛白黒のツギハギ先生が、大塚さんの淡々としたキュートなシブ声で動くのを観るのは楽しかったです。先生可愛いですなー。テレビ版のNGシリーズなんて、原作くさい先生の庶民具合が、みていて楽しかったです。あれはもう大塚さんの演技が素晴らしいんだと思うなあ。
そうそう、ちまたでは刻印は未放映なんでしょうかね~
ロック大好きなので、先生とロックのエピソードが観たいのですけど、youtubeでは発見できませんでした。
映画版にはおりましたけど、彼はみどりはんという恋人に夢中でありましたので。原作のロックと黒男くんの関係がとても好きなので、ちょっと寂しい。
あと、ロックさんが先生より激若だったので、なんだかぐわおーという気分になりました。
あ、キリコさんが人気あるわけはなんとなく分かる気がするけれど、やっぱ先生にはロックだなーと思う。大穴で蟻谷さん。大穴すぎる。