12:企画は振り幅
今日の語録:「企画は振り幅」
発言者:ボス
今回は、オリジナルで、かつ、斬新で、だから人に「おぉ」と思ってもらえるような、企画のコツのご紹介。
これも、難しいこと、というより、心がけ次第(+センス?)。
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ボスが、企画にオリジナリティと新しさを出すときの秘訣は、見ていても色々あるのだけれど。
新しいことを考える・・・といっても、それが空から降ってくるのに期待していては、多分プロではなくて。
プロはそのために考える武器を色々と持っていて、それを駆使する術を持っている。
そのうちの一つが、この「振り幅」。
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ボスは、Super Sweets というサイトをプロデュースしているのだけれど。
その中で、バレンタイン企画を考えているときのこと。
多分、バレンタインのキーワードを色々と並べては、考えていたのだと思う。
その中に出てきたキーワードの一つが、「義理チョコ」。
でも、普通の人だと、カッコイイ義理チョコを考えて、でも義理チョコなら安く・・・という風に。
既成概念に縛られたソリューションスペースの中で、考えてしまうのだと思う。
ところが、ボスは、その「義理チョコ」に、思いっきり反対の言葉、「高級」を結びつけた。
「高級義理チョコ」。
その瞬間に、企画の肝となるキーワードが、出来上がる。新しい匂いも充満。
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一度、そのキーワードさえ、出てくれば、その先の広げ方は、簡単。
ベースとなる発想さえ固まれば、その裏のストーリーは、ある程度考えれば、出てくるから。
その、キーワード作りが、大概、ゼロ→イチ、の作業だと思うけど。
今回の場合は、こうして、新しく企画が生まれた。
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この「高級義理チョコ」 。受け取った人は、義理なのか本命なのか分からないくらい、の一粒の重み。
さすが、世界トップパティシエ辻口さん、というおいしさなので。是非、トライを。