2:相手にシュート | おち語録~あずあずは見た!~

2:相手にシュート

発言者:ボス


活用文脈:「教えるように教えちゃ駄目なんだよ~、相手にシュートしてもらわなきゃ」


これは、目鱗。人を動かして、何か大きなことをしたいシチュエーションの時に、ぴったりの言葉。


相手にシュート、とは、あたかも、いいアイディアを、その相手が思いついた気分にする、ということ。


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何かの営業をかけるときでも、どこかと組んで新しい事業をする時でも。


一番大事なのは、お客様やパートナー企業のモチベーション。


何か新しいことを始めるとき、そこには、必ずアイディアジェネレーションがある。


自分が何かを提案する側で、自分はどうしてもそれをやりたい、でも相手の協力が必要。


そんな時。全てを自分で最初から言ってしまうことは、必ずしも正しいことではない。


言葉は悪いけど、まるで、誘導尋問のように議論を運び、でも結論は言わない。


結論がクリアになってきたところで、「ということは、~~~ですよね」と言ってもらう。


そのことで、その相手も、最終的にアイジェネに参加したことになる。その人の中で。


自分の意見になると、その人には責任感が出てくるし、モチベーションも上がってくる。


提案した側も、相手がやる気になることで、色々なことが動かしやすくなる。みんながハッピー。


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もちろん、これは諸刃の剣で。


相手がそのうち、「自分があれを考えたのは・・・」みたいに、言い出しかねないところもあるのだけど。


そこは、クリエイティブなジャンルで生きている人だったら、きちんと、確認する。誰が最初に言ったか。


営業の人だったら、気にしなくてもいいのだと思う。


自分と取引していると得をする、って思ってもらえたらラッキー。割り切り。


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結果を出すことにこだわる。


そういうポリシーを持っている人から出る言葉だからこそ、この言葉には重みがある。


中途半端に自分がかわいい、無駄なプライドを持っている人だったら、こんなこと、たぶん、言えない。