大前氏の本は、賛否両論あると思うが、私は毎回手に取る。
宣伝や自慢もあるけれど、その欠点を補って余りある程、
大抵の場合、自分に新しい視点をもたらしてくれるからだ。
【読書メモ】
・ボーダレス経済の発想でアジアを見る
⇒これから中国で流行るのは、かつて日本で流行ったもの
(お稽古事→レジャーの流れ)
・色つきのネットワークは弱い。ポータルは垂直統合してはダメ
⇒だから、楽天+TBSもうまくいかなそう。品揃えが大事。「無任所中立」
・無任所中立の成功例:オートバイテル
⇒最初は業界に反発されて、情報を提供してもらえなかったが、
既存のディラーを通し、カスタマーエージェントとなったことで成功
・代替の無い存在を目指す「CNN」。専門チャンネルの発想
・歴史から教訓を引き出す:中国進出の考え方
⇒反日は本当か?つい最近まで反米だったのに今は米国礼賛では
⇒日本でも鬼畜米英だったが変化。学生の活動も通過儀礼的もの
⇒中国は敵を外に作らなければならないからやっているだけ
⇒アメリカでもジャパンバッシングはあった。中国でもひるむべきではない
・極東のバランサーを目指す韓国
⇒南北統一で、さらに中心になる夢も
⇒だから日本の安保理の常任理事国入りに反対
【書評と思ったこと】
今回も、発想法を知りたいというより、事例から、
また、自分に無い新しい視点を受け取りたいという理由で手に取った。
よって、今回のメモは、多分、本書の本筋からは外れている、と思う。
だが、やはり、自分にとっては新しい視点がいくつか取れて、有意義だった。
特に中国進出の考え方は、自分にとっては非常に新鮮。
本著に、一つメソッドが欠けているとすれば、
それはやはり、圧倒的な知識の前提を持つ、ということだろう。
ゼロベースで考えても、彼のようにバックグラウンドがないと、
自分にとって新鮮でも、実は世の中的には当たり前ということになりかねない。
私も、彼のようにきちんとした考えを自らできるようにしたいが、
そのためにも、やはりまずは素養を広げていきたい。




