家族との関係の中で 今の自分を考える
社会の変化
成長と共に変わっていく関係
父 母 姉妹 いとこ
こどもなどなど
小さい頃のことをあんまりなぜか覚えていない
エピソードを細かく覚えていて語ってくれる友の話を聞きながら、うらやましいと思う。
でも 久しぶりに姉妹の会って話すとそれぞれの思い出が浮かんできて急に場面がはっきりしてくることがある。さらに想像や創作も加わって
物語が出来上がる。膨らんだ思い出は心にとどまって新たな形で共有されることもある。
なかなか会うことができなくなった姉妹たちに今ならもっと近づけるかもしれないなどと思っている
心が暖かくなる本です
思いさせない思い出たちが
僕らを家族にしてくれる
スズキナオ 新潮社
あとがき ちょっと紹介します
この本に書けたことは、自分が触れた世界のほんの1部だし、書くことによってむしろ、取るに足らなすぎて書かなかったことや、そもそも自分の記憶からこぼれ落ちていることなど、文章にできたことの外にある膨大な時間が存在感を増したように思える。書くまでもなかったことや、忘れてしまうようなささいな日々にこそ、家族の本当の姿があったようにすら思えてくる。