忙しくて更新できませんでしたが、ジャパン ル・マン チャレンジ について書きたいと思います。
このレースはレース本来の楽しみ方を追求していると思います。
モータースポーツは元々貴族の楽しみだった訳で、シャンパンを飲みながら観戦するような方々にも楽しめるよう、様々な所での配慮があります。
勿論そういった方以外のレースファンも楽しめますが、サポートレースもクラシックカーレース・ポルシェカップ等、お金持ちの方が参加する事も楽しめるように、ホスピタリティーテントも充実しています。
ホスピタリティーテントでは、美味しいお料理や、ドリンクも充実していて、ちょっとのどが渇いたときにも利用できます。
このレースのオーガナイザーの狙いはハッキリ言って、富裕層のみなさんということになりますね。
こう書いてしまうと「じゃあ貧乏人は来るな!」って事?と感じがちですが、モータースポーツは憧れのスポーツである事も魅力の一つなんです。
敷居が高くても、スタンドからお気に入りのチームやドライバー、マシンを応援する沢山のファンは必要です。
そして、ピットウォークなどのファンサービスもあります。ここで普段見る事のできないマシンを見たり、ドライバーと記念撮影をするなど、憧れの世界を垣間見る事ができる機会を作っているんです。
このレースは、アメリカのレースとは違い、ヨーロッパのレースの雰囲気がします。(まぁ、ルマンはフランスですから)
耐久レースは様々なドラマがあります。まだ参加者の少ないこのレースは、実績のあるプライベートチームも参加していて、有力チームを抑えて勝ってしまうというハプニング?も第1戦・第2戦ともに起きています。
←この66番のマシンは、第1戦第2戦ともにLM-1クラスで優勝している、嶋沢自動車のSK-93です。鈴鹿や筑波で実績のあるチームですので、開発中のザイテック(NOVA)よりもマシンの実績と言う点では上です。
メカニックも優秀な方が集まり、最後に電気系のトラブルがあったものの、見事に2戦連勝です。
個人的には凄く応援していました。こういうプライベートチームが勝つと、とっても楽しいですよね。
ピット内も和気藹々とみなさんレースを楽しんでいらっしゃいました。
ザイテックは、速さという点ではピカイチでしたし、これぞレーシングマシーンと言う感じで、観客の目を楽し ませてくれましたが、ミッション系のトラブルで、残念ながらリタイアしてしまいました。来年がとっても楽しみです。真っ赤なこのマシンのチェッカーを受ける姿を期待しています。
このチームのもう一台のマシン、ダンロップフェラーリも快調に走っていました。
フェラーリは終始快調にコマを進め、LMGT-1クラス優勝です。
レーシングマシンにはエアコンがついていないので、ドライバーの方はさぞかし暑かったことでしょう。このレースはメーカ系ーワークスの参戦が、今回もファンのために最後に走行してくれた無限のマシンクラージュLC70位でしたが、来年はも っと増えると思います。
しかし、まだまだ実績のあるプライベートチームにとっては狙い目のレースだと思います。
そして、ファンの数も徐々に増えてきています。
もっと台数が増えれば爆発的な人気が出ると思いますよ。
観客数もスーパー耐久並みの観客が入っていたし、チェッカーが振られるまで見ている方が多かったように思います。
このレースには歌手の河村隆一さんがチーム監督を務めるシンワサービスポルシェも参加していました。
河村さん自らが、サインエリアに立ち、じっとレースを見つめていました。
お飾りではなく、ほんとうにレースがお好きなんだなぁ~って感心しちゃいました。
彼のチームスタッフに対する気配りは素晴らしいと思います。
と言う事で今日はこの辺で・・・