ここで告白しますと私あと少しで70歳になります。

今はまだ69歳で花さんは3つ下らしいので66歳かな?

 

 

花さんは20歳で嫁いだらしいです。

結婚後に初めて居候のズル男と対面した時は

ズル男は60歳だったと思います。

祖父や父の戸籍謄本から頑張って計算しました。

年号が大正とか昭和とか頭がこんがらがってしまいました泣き笑い

 

 

私が結婚する前の24歳のころかな?

ズル男が私の家に居たことがありました。

 

 

先日の弁護士事務所の帰りに花さんを駅まで送った時に

花さんにそのことを告げると花さんが言いました。

 

 

「それ私がズル男に切れた時やわ!

 私は結婚前にズル男のことを何も知らされていなかったし

 私が大姑さんや舅さんや姑さんの世話や介護をするのは分かるけど

 なんでズル男の面倒も見なくちゃなんないの!ドンッ

って花さんマジ切れしたらしい・・・

 

 

これってたぶん花さんが結婚して1年か2年後のことかな?

つじつまを合わせるとそうなるんだけど、、、

正確かどうかは分かりません。

 

 

でも花さんの気持ちはよく分かりました。

切れるよね、そりゃあ。

私ならズル男が家に来た時点で嫁ぎ先を出て離婚してるわ凝視

 

 

でも今から約50年前の日本って女の人には優しくなかったもんね。

離婚しただけでも欠陥品みたいに陰口たたかれたもんね。

それに花さんの実家は嫁ぎ先と同市内にあるしねネガティブ

そして花さんは夫(私の従兄)とは仲が良かったし愛飛び出すハート

 

 

花さん

「それでアザミちゃんのお母さんがズル男を連れて行ってくれたんやけど

 1週間でこっちに戻されてきたわ」…らしいです泣き笑い

 

 

そのズル男が私の家に居た1週間の間に

実家の商売を手伝っていた私が仕事が一段落した夕方に

母から頼まれたことがありました。

 

「家から少し離れた神社でやっているちょっと有名な祭りに

 ズル男を遊びに連れて行ってくれないか?」と。

 

 

私がその祭りに行ったのは初めてでたくさんの屋台が並んでいました。

こんな60過ぎのジイさんを祭りに連れて行くって、、、

とも思ったんだけど

『まあ、知能が低いから何とかなるか』と思い

いっしょに夜店めぐりとかをしました。

ズル男も楽しそうに見えました。

 

 

だけど家に帰ってズル男にお茶を入れてあげた時に言われたんですよね。

 

「こんなの出がらしじゃあ」ってびっくり

 

確かにお茶の色は薄かった。

急須にお茶の葉を足すべきだったんだとその時は思いました。

 

 

だけど私がビックリしたのは

居候の厄介者で無口でいつもニタニタうっすらと笑っている

(もしかしたら本人的には微笑んでいた?)

アホだと思っていたズル男にハッキリ「出がらし」って指摘されたことでした滝汗ガーン

 

 

私侮っていました、ズル男を、、、

こいつアホではなかったのか

みんなに世話になっている無能な人間じゃなかったのか??

 

 

そこで花さんに聴いてみました。

 

花さん

「ズル男は知能低くはないよ

 いや、普通の人より賢いよ

 アホのふりしているけど」

 

 

オオゥ―

こいつはアホどころか

     【策士】じゃないかァー!

 

  ฅ(º ロ º ฅ)オォッ!!  してやられたわ!