秩父はかつて絹織物の産地として
隆盛を誇った土地でした。
玉糸を使った平織で、丈夫で軽い。
何より、解し捺染という染色技術で
鮮やかな色合い、デザイン性で
大正から昭和初期にかけて大人気となった着物です。

時代が流れ、着物は洋服に変わり
秩父の織物産業も衰退の一途を辿りました。

実は当家もかつては秩父銘仙を織る機屋でした。
もう半世紀も前に廃業していますが
この蔵は生糸や反物を保管するためのものでした。
(今は物置と化してますが…)

織物文化の消えゆく秩父に於いて
今も堅実に真面目に織物と向き合っている機屋さんがあります。
親から引き継ぎ、若い世代が頑張っています。


秩父神社の前を左折して突き当たった交差点の所にある「ふるさと館」この中に


逸見織物な旗艦店があります。
自工房で織った銘仙生地を使った小物を販売しています。
お土産にも最適ですよ。
詳しくはこちら→逸見織物


もう一軒ご紹介したい織元が
「新啓織物」さん
ちょうど今月の26日〜28日の3日間
「ハタオト展」という展示会をやっています。

色とりどりの反物見放題!
ショールや端切れもあります。
そして何より、工房の見学ができます!
新啓織物さんでは、捺染も自社で行なっているので
反物が出来上がるまでの工程を見せていただけます。
もちろんわかりやすい解説付き。
こんな機会、滅多に無いですよ〜。

ここからも歩いて行けますが、
ちょっと説明が難しいです。
詳しくはこちらで→新啓織物

 
こんな素敵な(黙ってれば)美男美女夫婦が
美味しいものを用意してお迎えしてくれます。
(喋るとめっちゃ面白いお二人です)