母がクリスマスイヴから入院しまして

翌日に腹腔鏡下で胃がんの摘出手術を受けました。

 

手術は無事成功し翌日には歩行リハビリなども始めまして

転移もなかったので

年明け2週目後半ぐらいに退院の予定でした。

 

食事も退院前食を完食できるようになっていました。

 

面会できるのが週に一回予約式だったので

11日に退院に向けた話をしようと行ったところ

腹痛を訴え調子が悪いとの事でオンライン面会になりました。

 

その2日後17時30分ぐらいに病院から電話があり

どうも膿瘍ができているので緊急手術しますが

来れますか?との事で

自転車をかっ飛ばして病院に向かいました。

母はずっと呻いている状態で、それでも私の声掛けに視認して

うなずいていました。

 

術後ICUに2日ほどいて個室に戻ったのですが

口からの水分摂取の許可が下りていませんでした。

 

何か一生懸命話すのですが、聞き取れません。

看護師さんとも、背中にクッションを当てて座位を取り

水分摂取できるようにカンファレンスなどをしていたのですが

 

1月24日11時過ぎに病院から連絡があり、すぐ来てほしいと言われました。

 

また自転車を飛ばして病院に到着し、母の病室に案内されました。

 

全ての数値がフラットになっていて

午前11時25分死亡となりました。

 

普通に元気になって退院してくるものだと思っていたので

年末には母が愛用していたお料理家計簿も購入して

待っていたのですが・・・

 

そこからはとても慌しく、葬儀の手配や役所関係の手続きなど

ばたばたとした日々を送っていました。

 

自分が悲しいのか空しいのか

あらゆる感情を失ってしまっていて

涙を出すこともありません。

 

一人っ子だったこともあり

誰に頼ることもできず

毎日ぼんやりしています。

 

母が要支援2になった事をきっかけに介護の仕事に入ったのですが

介護することもなく

あっという間に逝ってしまった母。

 

今は上司の配慮で長期休暇をいただいていますが

正直復帰できる気がしません。

 

ぼんやりしながら仕事をして事故につながるのも怖いですし

母と同年代の元気な利用者様のお顔を見るのが怖いです。

 

まだ四十九日と納骨、相続など

手続きがいっぱい残っていて

それを理由に、ゆっくり母の事を考える時間を避けている気がします。

 

ジャム君とベッドに入っている時だけが心の支えです。

 

だーりんは私の気晴らしに根気よく付き合ってくれていて

突然銭湯に行きたいとか

3月7日は日帰りバスツアーで湯村温泉に行くとか

3月19日~21日は、母がもっとも可愛がっていた私の孫の誕生祝いで

名古屋旅行の予定を入れています。

予定を入れずにはいられません。

 

今はそんな心境です。