大きくてゆったりとした

象の背中に揺られて夢をみて


力強く大洋を往く鯨の背中で

海と空の蒼をみた



幼な子の妄想は膨らみ


身体だけが大人になりました



生後間もない赤ちゃんでも

覚えているのでしょう



故郷も

家族も捨てて…



消えて行く


父親の後ろ姿




霞む背中を

いつまでも

闇に目を凝らし

どんなに探し求めても


何処にもいないイキモノ



わたしの創った 象鯨