どのくらい

経ったのか…



貴生川のほとりで

あなたを

待っている間に


私の髪は

すっかり

白くなってしまった




水に映る

老けた私に語りかけ


私は微笑する




姿を隠して

遠くから

私を呼んでくれていた


あなたが


もうすぐ


そこまで

近づいている




心踊る

そのとき



初めて

抱かれる日のように


私はときめき








振り返る