その色と形から 遠目でも すぐに

それが 花梨だと見当がついた

誰かが故意に 捨てたのだろう
この辺りには
花梨の木なんか無いもの ..

草叢から拾うと
表面からは甘い香りの蜜が絡まり
ニタニタと 私の手を引きつける

手の中に 檸檬のように
収まりは よろしくないけれど
何となく小説家気取りになったので
持ち帰り 
飾って眺めようか ..

さて、おまえさんは
どの場所が お気に召すだろうかねぇ




明日、爆発して
花梨の精でも 現われないかな ..

それより あの黄色い 球体の中に
もうひとつの宇宙があって





衝撃で 世界が反転したりなんかして ..