姉の家で暮らしていた母は


バッグ2つだけを持って


介護老人ホームに入居した



使っていたベッドや


車椅子が引き取られて行った



部屋に残った 母のお針箱



亡くなった訳でもないのに淋しくて 


その夜は



子どもに戻ったように 泣きながら眠った





私の浴衣や作務衣を縫ってくれた


母のお針箱





ずっと側に仕えていたけれど


もう お供はしなくていいのですよ



おまえも  淋しいね …