一草日戯
心の隅に猫を抱いた幼い少女がいます
瞳の中の
あなたとわたしが
身の内の何処か らも
流れ出ぬように
唇を塞ぎ
目を閉じて
隙間も無いほどに
重ね合わされば
脈打つ
ふたつの
血の循環が
薄い肌を透り抜けて
目眩く
幽世の底に
あなたとわたしを
引き込んでいく