長い地下道を抜けて

歩道橋を越えた坂を登り詰め、


病院の前に立って見ても


あの日の感情が蘇るだろうか …



商店街や お祭り広場が

駅前ロータリーに変わり

私の記憶さえ曖昧になってる


待ち合わせに使った

喫茶店があったのは 確か、この辺り



さっき メール送ったから

あなたの車が迎えに来てくれる筈 …


そんな

筈、の無い事を思ってた



行き交う人の中に

悲しい

まぼろしを追いかけても


時が運び去った後の町に

私を知る人は誰もなく


この町の もう何処にも 

あなたはいないのに