遠くからでもすぐ分かる
ピンクの専用カブで爆走するじいちゃん。
私は敬意を込めて「爆じい」と呼ぶ
年季の入った麦わら帽子
てっぺんが丸く破れてるから
風を受けるたびにパクパク開く
当然、止まると蓋が閉まる
笑いたいけど、笑わない。
爆じいは 田んぼや畑で働くから
足元はいつも泥だらけの長靴だ
両方とも先っぽが大きく裂けている
そこに
血が止まりそうなくらい大量の
輪ゴムがはめてある。
なるほど …
考えたな … じいちゃん。
だから、私は
笑いそうになるけど
笑わない。(後で涙が出るほど笑いこける)
「おまはん、好きやろ?」って
コーヒーの空瓶に詰めた
ピーナッツをくれた (好きと言った覚えがない)
蓋開けた途端、
グエ!
ダメだこりゃー と思った。
しかし、
爆走する姿は如何にもカッコいい
背中を曲げてお股を広げ
張った肘と脇との角度は90度。
その雄姿こそ
そこら辺のヤンキーに負けちゃいない
イカついけれど
住民の生活を守ってくれる
地域の重要な「水の管理人」なのだ