山の陰の遠くより

喉 引き絞り鳴く鳥は


誰に 何を

言づけているの


両の翼に 一日の

心地よい疲れを乗せて


バサバサと羽音 重く


見送る私の

頭上をかすめて


黒い一羽


薄暮れ 空に 

吸われて 消える