こんな時だから絶対、

断られると思ったんだろう

連絡もくれず 突然Mはやって来た


亡夫にお線香をあげてくれた後

何を訊いても首を横に振り

換気扇の下で煙を吐いてばかり



食事も摂らず

一日中 長椅子に横たわり


石膏で固められたみたく

胸の上で手を組み

動かない


外の景色を映していても

その瞳は何も捉えていない



雑音ばかり詰め込んで

疲弊し切ったMの脳は今

緩んだゴム紐のようになっている




仕方ない ..


お腹がペコペコになるまで

そっとしておいてあげよう