人混みに


押し流されないように


ぎゅっと手を握り合い


浴衣の裾が乱れるまま


人の間をすり抜けて


身体を寄せ合いながら


山鉾巡行を観て笑ってた 


ふたり




蟷螂が

カマを振り上げて 

私を睨んだ



見透かされていた ..




変わらない あなたの優しさ


それは

私だけのものじゃない



心は

私に 嘘をつく



あの時なら 



どんなに遠い所までも

 行けたのに