闘争ホルモン全開の Mは 
反抗期の少年みたいで面白い

ひとり酒が淋しくなると
真夜中に 電話で喧嘩を仕掛けて来る
聞かん坊の 駄々っ子になるのだ

どんなに目が坐っていても
頭が チンチラポッポーになってても
電話の向こうだから
ちっとも怖くないもんね
反応が面白いから
ワザと 怒るネタを振ってやる

酒と煙草で潰れた声には 迫力がある
酔ってロレツが回っていないから
話しているうちに 認知老人みたいになる

ドSな私、気付けに
今一度 怒りに燃えるツッコミを ..


「おまえ!
     オレを おちょくっとんかコラァー!」


出たー!
スマホに手を当て 吹き出す私
が、息も出来ないくらい笑ってるのを
ヤツには 絶対 悟られたくない

ヤツは 何度でも
私の “おちょくり” に乗って来る
お互い 精神年齢が低いのだ

… こうして疲れ果てた Mは
悪いイジり癖のついた私と 内容不明の
長い電話の途中で 

寝落ちてしまうのだ