今日の ふたりの

記念日を


お花で飾って

あげましょう



泣かないで …



あなたが 泣けば

鈍色の空から

かなしい 雨が降る


宵の 化粧も

流れてしまう



あの人が

愛してくれた


露草の 絹



袖を通せば


仄かに 香る

香樹林



もう少し 衣紋を

抜きましょう






最期の

ひとすじの 息の下で


遺してくれた 

言葉


そのように



あなたは いつも


輝いていて …