親切な 隣保長
背丈ほどにもなった
夏草刈りに来て下さった
集落の人の多くは
とても冗談が上手くて
楽しい人が多い
おじいちゃんでも 照れ屋さん
下を向いて ニコッとする時
歯抜けた所が メチャかわいいのだ
軽トラから草刈機を降ろし隣保長
気合い入れて スイッチ ON !
機械と草との一騎打ち
や.ら.れ.る.ぅ.ぅ …
すごく すごく助かってるし
感謝しておりますが
私の気持ちは ちと、複雑なのよ
食用に移植した草が
ああ …
そっとしておいた花が …
無惨やな
ブンブン刈られて行く
そこだけ残してとは言えない
だって、雑草に覆われてしまってる
黙々と作業を進め
汗ビッショリの隣保長
私、ちょっと 頬引きつらせて
あ、ありがとうございますぅ
お盆の麦茶を飲み干して
いつも同じ
“ネズミに引かれるなよ〜” と手を振って
ご機嫌で帰る 軽トラを
見届けて、さあ!
チリチリ バラバラになった
それらを 拾い集めながら
半べそかくのだよ
ああ 〜私の花畑が
うう 〜
私の 餌場が …
