陽が 翳って来ると
訳のわからない 
寂しさが 襲ってくる

そんな時は 都会的保護色の
必殺 ジャージとスニーカーで
キャップを深く被り
街の雑踏に潜る

押し寄せる
人の うねりに小突かれながら

ちょこっと 外れた
路地裏の 飲み屋さんの
風流な カウンターに 立つ

この店は 酒を二合頼むと
一合のサービスがつく
肴は沢山いらない方なので
一品で十分だ

隣のおじさんが さり気なく
場所を空けてくれる

頭を下げるだけ
言葉は要らない

誰にも知られたくない
誰にも教えたくない

ホッと 心地よい 
私が 見つけた

雑踏の 隠れ家







店には 小島功さんの 
カッパの絵が 何点か 掛けてある