男性改めお父さん

「MBTI・Keirsey式という心理学があるらしいよ。これをやれば、自分がどういう有名人に似ているのか解るんだ。やってみないかい?」

 

女性改めお母さん

「面白そう! やってみよう!」

 

お父さん

「まず、MBTI・Keirsey式では、S・五感とN・直観で性格を分けるんだ。

 

 S・五感は、食べ物やスポーツなどの肉体が好きで、高尚な話は理解できなくて、世俗的に生きるタイプだ。

 

 N・直観は、宗教や哲学などの精神が好きで、現実には興味無くて、浮世離れした生き方をするタイプだ」

 

お母さん

「ああ、私は料理が好きだからS・五感ね。このチーズは黄色くて美味しそうだな、とか思うの」

 

お父さん

「僕は哲学が好きだからN・直観だね。『人は何のために生まれてきたのか』というテーマに興味があるんだ。

 

 それで、T・思考とF・感情もあるんだ。

 

 T・思考は、数値の計算や法律の理解などの論理が好きで、甘えは嫌いで、合理的に厳しく決めるタイプだ。

 

 F・感情は、おもてなしやボランティアなどの愛が好きで、理屈は嫌いで、温かく繊細に気遣うタイプだ」

 

お母さん

「ああ、私はおもてなしが好きだからF・感情ね。お母さんの料理はいつだって美味しいの」

 

お父さん

「僕は数学が得意だからT・思考だね。大学院を修了して、会社でプログラマーとして働いているよ。

 

 それで、E・外向とI・内向、J・判断とP・知覚もあるんだ。

 

 同じS・五感でも、E・外向だと、買い物に出かけて、次々と新しい店を発見するP・知覚になるんだ。

 

 一方、I・内向だと、自分のお腹の調子を点検して、絶対に決めた通りに料理をするJ・判断になるんだ」

 

お母さん

「ああ、私は自由気ままが良いから、ESP・外向五感ね」

 

お父さん

「N・直観も、ENP・外向直観とINJ・内向直観に分かれるんだ。

 

 僕は同じ本を繰り返し読むのが好きだから、INJ・内向直観なんだ。

 

 それで、同じT・思考でも、E・外向だと、他人の考えを読んで、命令するJ・判断になるんだ。

 

 一方、I・内向だと、自分の考えを述べて、色んな発見をするP・知覚になるんだ。

 

 僕は他人の考えを理解して話を合わせるのが好きだから、ETJ・外向思考だね。

 

 F・感情も、EFJ・外向感情とIFP・内向感情に分かれるんだ」

 

お母さん

「ああ、私は自分の気持ちに正直だから、IFP・内向感情ね」

 

お父さん

「これで性格タイプが決まった。 

 

 僕はETJとINJの複合型だから、ENTJやINTJなんだよね。

 

 マーガレット・サッチャーやアイザック・ニュートンといった、高学歴のエリートに多いタイプなんだ」

 

お母さん

「ああ、私はIFPとESPの複合型だから、ISFPやESFPよね。

 

 スティーブン・スピルバーグやマリリン・モンローといった、芸能人に多いタイプよね」

 

お父さん

「これで良し」