小学生
「思うんだけど、僕は本当はお父さんをコピーしたかったんだ。お父さんが倫理を語る姿は幸せそうに見えていて、僕もお父さんのようになれば、幸せになれるのかな、と思ったんだ。
だけど、お父さんの話は難しくて、質問しようとしても、『お父さんの話は最後まで聞きなさい』と言われて、黙るしかないから、結局お父さんの話が解らないんだ。
お父さんはどうして僕にあれだけ怒るんだろう。僕ってそんなに悪いことしているのかな。自分では解らないんだけど」
エリート
「お父さんは、あざみが心理学を語るのと同じように、倫理学を語りたいんだよ。
自分の中に理想があって、それを解って欲しくて、だからいくらでも語ることができるんだよ。
あざみは毎日ブログを書いているけど、仮にあざみに息子がいたら、お父さんと同じように、心理学を語っていたと思う」
小学生
「ああ、あれがお父さんの趣味なのか。それならそれで仕方ないかな。僕が特に悪いことをしているわけではないんだね」