小学生

「僕も、僧侶、ヤンキー、アイドル、エリートで自分を語りたい」

 

 

僧侶

「私はお父さんから『人は苦労するけど、その分だけ天国に行けるんだよ』と言ってもらえた。

 

 天国って何? と思っていると、小説『蜘蛛の糸』を貸してもらえた。それで、他人を助けたら天国行きだと悟った。 

 

 お母さんからは『あなたは魚座A型だから優しい子になるわねー』と言ってもらえた。

 

 両親さえいれば、他に何も要らなかった」

 

 

ヤンキー

「俺は学校でいじめられていた。持ち物を泥棒されたり、後ろから殴られたりしていた。

 

 それで、どうしたらいいか両親に相談したら、私立中学に進学すれば、いじめっ子と縁が切れる、ということだった。

 

 俺は私立中学に合格するために、土日も塾で勉強した。結果、受かった。

 

 勝ったから良かった。それだけ」

 

 

アイドル

「僕は食事が好きで、お母さんの作るカレーライスやエビフライが美味しかった。

 

 給食は苦手だったけど、三角食べを教わってからは、嫌いな料理も我慢して食べるようになった。

 

 ブロッコリーやピーマン、目玉焼きの黄身が苦手だったけど、克服した。

 

 毎日が楽しかった」

 

 

エリート

「私は車のナンバープレートを見て、暗算を楽しんでいた。

 

 動植物の図鑑を読んで、パセリが野菜だと知った。食べてみたら、仄かな苦味がして、案外美味しかった。

 

 給食の献立表を見て、栄養バランスを理解した。

 

 謎解きが楽しかった」

 

 

小学生

「これで良いよ。ありがとう」