あざみ
「心臓が痛いんですが、どうしたら治りますか?」
理想の心理カウンセラー
「まず、自分の気持ちを、何でも良いから表現して下さい」
あざみ
「悲しくは無い。怒ってもいない。呆れている。最初からこうすれば良かったんだ。独学でやるだけじゃなくて、専門家の意見を聞けば良かったんだ。リアルで専門家に会えなくても、小説の中で理想の専門家を描いて、その人に意見を聞けば良かったんだ。
それで思うのが、同情して欲しいんだ。可哀想に、せっかく独学でやってきたのに、それがあっさり否定されて、結局俺は親父と同じで良かったんだ。情けないにも程がある」
理想の心理カウンセラー
「あなたはあなたで頑張ったんだから、それは認めるべきです。辛かったですね。もう無理しなくて良いんですよ。お父さんに似ている自分を素直に愛して下さい。お父さんの言葉に納得できないことがあったとしても、お父さんの意図が理解できれば、きっといつかは納得できるはずです」
あざみ
「解りました」