心理学者の岸田秀は、母親の人格が内在化されていて、「本を読んではいけない」という声に悩まされて、精神病になった。

 

俺の場合、お父さんから「利他の実践だよ」と言われている声が内在化されている。

 

俺はそれを悪いとは思わない。親父は俺の目標だ。いつか超えたい。

 

問題は、「何故利他の実践が必要なのか」ということなんだ。

 

小説「蜘蛛の糸」では、カンダタは蜘蛛を助ける。そのカンダタには達成感がある。自分のおかげで蜘蛛が救われた。蜘蛛と本当の友達になれた。それが達成感になるんだ。

 

逆に、カンダタが他の罪人達を見捨てた時には、自分を見失っている。自分の得だけ考えると、その自分がお釈迦様から嫌われて地獄行きになることに気づいていない。

 

自分の得を主観的に追い求める人ほど、自分を客観視できなくなる。

 

客観視するなら、俺は統合失調症の精神障碍者だけど、職場で働くことはどうにかできている。時給100円だけど、障害年金も貰えているから、生活はどうにかなっている。

 

他人を助けることで、達成感が欲しい。自分の実力を伸ばしたい。自分にできることを増やしたい。だから今日も頑張る。

 

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