悪人

「俺は『みんな』はどうでもいい。自分が得すればそれで良い。そのために他人が犠牲になっても、俺には関係無い。

 

 そもそも、『みんな我慢しているんだよ!』とか言うヤツは、本当はその我慢が嫌なんだ。嫌なら止めればいい。 

 

 俺は自分がしたいことしかしない悪人だし、それに誇りを持っている」

 

 

 

善人

「私は『みんな』が困っているなら、助けたいと思います。

 

 私独りなら我慢できるんです。私のことはどうでもいいですから。

 

 ただ、愛する人が困っていると知ると、私はそれを助けざるを得ません。

 

 自分よりも好きになれる人がいることが、幸せです」

 

 

 

賢者

「私は『みんな』に解り易く説明することが本当の知性だと思っている。

 

 自分だけが賢い答えを知っていると思うことは、幼稚なエゴだ。

 

 本当に賢い大人なら、馬鹿な子どもにでも、解り易く説明できるんだ。

 

 他人と共有するのが本当の知性だ」

 

 

 

馬鹿

「僕は、『俺は困っているんだ!』と言われると、ああ、この人と友達になりたいし、助けようかな、と思う。

 

 だけど、『みんな困っているんだ!』と言われると、その『みんな』って誰? 少なくとも、この人は『みんな』じゃないっぽいし、放っておこうかな、と思うんだよね。

 

 困っている人本人が出てこないと意味がないんだ」