悪人

「俺は怒っているんだが、それは自分の影に怒っているんだ。

 

 俺は自分を悪人だと認めている。私利私欲に生きているし、俺の計算は、自分が得するためのものだ。断じて優しさや公平性のためではない。

 

 それはそれで、利害が一致するなら、許される。

 

 それで良いんだ」

 

 

 

善人

「もういいですね。悪人は、自分しか可愛くなくて、それならそれで、自分独りで生きれば良いんです。

 

 他人に助けて欲しいなら、自分の弱さをアピールすべきです。

 

 本当に弱っていて可哀想ならば、同情してくれる人も現れるはずですから。

 

 以上です」