無力な赤ん坊は負けを認めて甘えるしかない。その「負けを認める」とは、他人が手強いと気づくことだ。

赤ん坊は母親を馬鹿にしている。自分が泣き叫ぶだけで、どんな時でもやってきてくれて、自分の面倒を何でも自動的に見てくれる、と思っている。

だが、母親も段々と手強くなる。「もう○○歳でしょ! それぐらい、自分で何とかしなさい!」と怒るようになる。

それで、自立する覚悟を持てるなら、大人になれる。だがそれは、大人になる道が険しいと気づいていて、侮らない場合だけだ。

赤ん坊は大人を参考にするけど、大人を馬鹿にして、「これぐらい、俺でも簡単にできる!」と思っているなら、失敗する。

大人を馬鹿にするのは、自分がお客さんだから甘やかしてもらうだけで、自分が仕事人として大人と対等な立場になるなら、大人がライバルになると気づいていないからだ。

自分が試しにやってみたら、自分がどれほど無力なのか解る。

その後は、無力・負けを認めて素直に甘えるか、弱さを克服して大人になるか、だ。

以上。