あざみ

「指導者に聞きたいんだが、俺の不満は何なんだ? 俺は、何か言わないといけないことがある気がするんだが、それが自分でも上手く掴めないんだ。

 

 強いて言えば、俺はお父さんに申し訳ないことをしている気がするんだ。お父さんはあれだけ高潔な倫理を行っているにもかかわらず、俺は全然そこに届いていない気がするんだ。

 

 正直な話、一生かかっても、俺はお父さんに追いつけないかもしれない、とすら思っているんだ。

 

 それはどうなんだ?」

 

指導者

「その前に疑問があるんだが、どうしてそこまでお父さんを目標にするんだ?」

 

あざみ

「それは、お父さんが賢い善人に見えるから。英知があって、それを語って解説していて、それで世界を救っているから。何より、そのお父さん自身が、自分が善人であることを誇りに思っている気がするから。 

 

 俺は、悪人は行き過ぎだけど(同情心から他人を助けたことはあるから)、善人にしては自信が無いんだ」

 

指導者

「それならそれで、仮に自分がお父さんならどうするか、考えたら良いんじゃないのか?」

 

あざみ

「まずは、仕事だな。お父さんは福祉の仕事をしている。それも誇りの一つだと思う。

 

 俺はプログラマーの仕事をしていた時期があるけど、全然楽しくなかった。アレはお母さんのための仕事だった。お母さんが株主の会社に行って、そこで採用してもらえて、それで給料のために働いていただけ。全然楽しくなかった。

 

 俺が自分の仕事に誇りを持てる日は、永遠に来ないかもしれない」

 

指導者

「それならそれで、親は親、子は子、と分けて考えるのも良いと思うが。

 

 仮に、お前がお父さん並みに倫理に傾倒するようになったら、お母さんが嫌がる気はしないか?」

 

あざみ

「! それは確かにそうだ! 親父は親父だから良いけど、息子の俺がそこまで倫理をっ極める必要は無いんだ! 

 

 俺は福祉の仕事をしていないから、倫理的判断はそんなに求められないんだ。プログラミングの仕事だから、論理的考察力が求められるんだ。

 

 親子でも、違うんだ。親父は親父、俺は俺、で良いんだ」

 

指導者

「それで良し。一度記事を投稿する」