幽霊・無意識
「あざみさんは、ゲーム『こなたよりかなたまで』をやって、日常の価値に気づいた。
このゲームでは、死病で苦しむ主人公が、敢えて病気を隠して、普通の人達と同じように学校で日常を送る、というものだった。
何故そうするのか。
主人公は、無限の日々を生きたかった。死病で亡くなるのが嫌だった。だからこそ、毎日同じ生活をして、『明日もきっと今日と同じ日が待っている』という安心感を得るのが、掛け替えのない財産だと思うようになった。
あざみさんは、確かに明日突然人が亡くなってもおかしくないけど、それでも今日をのんびりと生きているのは、変わらない日常を信じているからなんだな、と思った。
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