無意識・幽霊

「あざみさんは永井均を知ったのと同時期に、内田樹についても知った。 

 

 内田樹は『先生はえらい』という本を書いていて、他人を先生だと思って尊敬できる人は、それだけ独自の知見を学ぶことができる、というものだった。

 

 特に面白いのは、先生が教えるつもりが無かったことまで、生徒が勝手に勘違いして学んでしまうことがある、というものだった。

 

 あざみさんは、心理学をやるようになってから、人は結局、他人を鏡にして、『自分が相手だったらこうする』という話をしているだけなんだな、と思うようになって、内田樹の説に納得することにした。

 

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