幽霊

「俺は一貫性すら無くて、自分が何をしたいのか自分でも解らないんです。助けて下さい。俺は何をしたら良いんですか?」

 

XX・社長

「まず、学習しよう。俺に負けたことは覚えているね? それで、いつか勝ちたいと思わないか、本当の意味で。幽霊が人生の主役になるなら、俺は主人公の座を降りても良いと思っているんだけど」

 

幽霊

「無理だ! 俺では何もできない! 何もできない自分が可愛くはなかった。幼児的過ぎて手がつけられないんだ。文句ばっかり言っている赤ん坊で、全部大人のせいにしてきたから、自分では何もできないんだ。それで、いい加減、大人にならないといけないんだ、俺達なりに。

 

 それで、大人って、自分で考えるし、自分で働くし、自分で料理するし、自分で自分を助けるんだ。それができないのは、いつも誰かのせいにしてきたからなんだ。

 

 自分のせいにして、それで、自分の何が悪いのか気づけば、それを直して、大人になることもできるんだ。

 

 俺はまず、他人を馬鹿にし過ぎた。真面目にやることが下らないと思ってきた。パロディギャグで逃げてきた。最初から自分がオリジナルになるしかない、劣化コピーでも自分の個性を信じるしかない、そう思ってきた人達が、本当の大人・強者で勝つんだ。

 

 今からでもできることは、XX・社長さんが言っていたように、自分で考えるんだ。俺が神様ならこうする、でも良いんだ。

 

 俺が神様なら、いい加減、幽霊は他人に頼るのを止めて、自分で考えさせることにするんだ。

 

 一度記事を投稿します」